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低侵襲手術センター

外科の低侵襲手術

外科では、良性疾患のみならず早期癌・進行癌に対しても積極的に腹腔鏡手術を行っています。当科では、開腹術よりも腹腔鏡手術の割合が高く、予定手術のみならず緊急手術にも積極的に腹腔鏡手術を行い、24時間・365日対応しています。

  • 1. 良性疾患に関して
     良性疾患では、急性虫垂炎、胆石症、胃十二指腸潰瘍穿孔、気胸などに対してほぼ全例腹腔鏡手術で対応しています。その他、鼠径ヘルニアや腸閉塞、直腸脱や人工肛門造設術などにも適応症例には腹腔鏡手術を行っています。
  • 2. 癌・悪性腫瘍に関して
     癌や悪性腫瘍に対しても積極的に腹腔鏡手術を行っています。食道癌や胃癌、大腸癌などを主に対象としています。今後、肝臓や膵臓の腫瘍に対しても腹腔鏡手術を導入予定です。
  • 3. 単孔式手術・減孔式手術
     当科では、複数の孔(あな)で行う手術を1つの孔で行う単孔式手術や、孔の数を減らして手術をする減孔式手術を導入しています。それにより更に痛みやきずあとを減らすことができます。

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婦人科の低侵襲手術

婦人科では、全ての良性疾患、初期の子宮体がん・子宮頸がん、卵巣境界悪性腫瘍に対して、腹腔鏡下手術を検討し、特別な理由がない限り、対象となる症例はほとんど全て腹腔鏡下手術を行っています。良性疾患に関しては、婦人科開設時より98%(2017年3月現在)を腹腔鏡下に手術を施行しています。当科での腹腔鏡下手術の特徴として、次のような事が挙げられます。

1. 子宮筋腫に関して

子宮筋腫に対する手術療法としては、子宮筋腫核出術、子宮全摘術がありますが、全例(100%)腹腔鏡下手術を施行しています(2017年3月現在)。子宮筋腫の大きさや数、癒着などに関わらず、開腹手術に切り替わることなく腹腔鏡下手術を完遂できています。

2. 骨盤性器脱(子宮脱・膀胱脱・直腸脱)に関して

2016年4月に保険適応となりました、骨盤性器脱に対する腹腔鏡下手術(仙骨固定術)を行っています。メッシュという手術材料を用いて、子宮を吊り上げて子宮脱を改善させ、また、子宮と膀胱・直腸の間にメッシュを挿入して、膀胱脱や直腸脱を防ぎ、尿漏れなどの症状を改善します。保険適応になってからまだ日が浅いため、対応できる施設は限られているかと思いますが、当科では施行可能です。

3. 子宮体がんに関して

初期の子宮体がん(術前に筋層浸潤が1/2までと考えられるⅠA期相当)に対しては、2014年4月から腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに限る)が保険適応となりました。しかし、実施するためには施設基準をクリアする必要がありますが、当科はその基準を満たしており、対象となる初期の子宮体がんの方に対して、腹腔鏡下手術を施行することが可能です。手術にあたっては、婦人科腫瘍専門医(2名)、内視鏡技術認定医が携わり、質の高い安全な腹腔鏡下手術を提供することができます。

4. 子宮頸がんに関して

子宮頸がんに対しては、2017年3月現在、腹腔鏡下手術の保険適応はないため、通常の保険診療で腹腔鏡下手術を行う事はできません。しかし、ある一定基準を満たせば、厚生労働省認定の先進医療として腹腔鏡下手術を施行することができます。当科は、子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘術の施設認定を受けていますので、先進医療として腹腔鏡下手術の施行が可能です。手術にあたっては、婦人科腫瘍専門医(2名)、内視鏡技術認定医が携わり、質の高い安全な腹腔鏡下手術を提供することができます。

また、当科では、低侵襲手術として、子宮鏡下手術を行っております。子宮の内側(内腔)にできた粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮内癒着などに対して、施行する事が可能です。

巨大な子宮頸部筋腫
巨大な子宮頸部筋腫
巨大な子宮筋腫
巨大な子宮筋腫

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泌尿器科の低侵襲手術

1. 腹腔鏡補助下小切開手術(MIES)

腹腔鏡手術と開腹手術のメリットを併せ持ち、5~6cmの傷で行える手術で、腎癌、腎盂・尿管癌、前立腺癌などの泌尿器科癌や、副腎腫瘍や一部良性疾患に対して施行しています。

2. 経尿道的前立腺核出術HoLEP(ホーレップ)・蒸散術HoLAP(ホーラップ)

男性の高齢病とも言われる前立腺肥大症に対しホルミウムレーザーを用いることで、より手術の危険性・合併症や再発リスクを軽減できる画期的な治療法です。

3. 尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)に対する治療

体外衝撃的砕石術(ESWL)と経尿道的尿管結石砕石術(TUL)の両治療を行っています。ESWLは日帰り手術として施行(ESWL日帰り治療センターとして導入予定)、また経尿道的尿管砕石術は、ホースのような軟性尿管鏡とホルミウムレーザーを用いてf-TULという安全性の高い治療を行っています。

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