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診療科のご案内

 
 

麻酔科

病理科診断部長 寺戸 雄一

  • 略歴

  • 1996年 東京大学医学部卒業
    2000年 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了
    2000年 杏林大学医学部助手
    2011年 同講師
    2016年 川崎幸病院 病理科
  • 認定資格等
  • 日本病理学会病理専門医
    日本臨床細胞学会細胞診専門医
    死体解剖資格
  • 専門分野
  • 泌尿器科領域(特に前立腺)
    婦人科領域

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皆様へ

人が病気になると、治療の目的で病院を訪れることになります。病気には様々な原因があり、それが分からないと十分な治療、処置ができません。医師はあらゆる視点から原因を探ります。 そのために視診、聴診をはじめ、血液検査や尿検査、放射線画像、内視鏡検査等、多くの方法を駆使します。
病理科では尿検査、内視鏡検査等の方法により患者さんから採取された材料を元に、病気の原因を探る役割を担っています。 病理診断は疾患によっては病気の原因そのものを特定することになるので「最終診断」と表現されることもあります。 病理医は患者さんに直接お会いする機会はほとんどありませんが、適切な治療を提供するために臨床医を介して意識されないところで深く関与しています。

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病理科の概要

  • 病理科の特色
  • 業務実績

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病理科の特色

病理科では細胞診、組織診、病理解剖を行っています。細胞診、組織診では、患者さんから採取された材料を観察に適した状態になるように処理を施してスライドガラス標本を作製し、顕微鏡で観察して診断を行います。 細胞診、組織診の区別は一般にはなじみがないかもしれません。簡単には個々の「細胞」を観察するのが細胞診で、各種細胞が集まって構成された臓器や腫瘍といった「組織」の一部分を観察するのが組織診です。

細胞診

尿や胸水・腹水(胸やお腹に貯まった液体)、喀痰といった液状あるいはそれに準ずる状態の検体から細胞を抽出して観察したり、また体の一部の表面をこすって材料を少しだけ採取して観察したりします。 多くの場合、痛みを全く、あるいはほとんど伴わない方法で材料が採取されるのが特徴です。時に細い針を刺して材料を採取するために痛みを伴うこともあります。 侵襲が少ないという長所がある反面、情報量が限られるため診断の確定が困難な場合もあります。ただし診断の確定が困難な場合でも、さらなる検査が必要か不要かといった方向付けには有効な手段です。

組織診

患者さんから組織を採取して観察します。皮膚の一部を切り取ったり、内視鏡を使い胃や腸から少量の組織を採取したりします。少量の組織を採取する場合は、一般的には治療ではなく診断をつけることを目的としています。これに引き続き切除が必要になった場合には、内視鏡で病変全体を一括で切除したり、外科的手術で病変を切除したりします。病変全体が切除された場合にも組織診は実施され、病変の性状、良性か悪性か、またその広がりなどを評価し、追加治療の必要性等についての判断基準の情報提供も行います。
材料採取後、組織標本を作製し診断に至るまで多くの工程を経なければならず、ある程度の日数が必要になります。それに対し、手術中に切除範囲の決定等の目的で短時間に診断をすることもあります。 これを術中迅速診断と言います。短時間で診断が可能ならすべての組織診も同じようにできないのかと疑問に感じられるかもしれませんが、術中迅速診断では手技上どうしても標本の質が悪くなり、得られる情報量が減少します。 その犠牲を払ってでも得られる情報が手術中に必要なために術中迅速診断は行われます。

病理解剖

患者さんが病気によりなくなられた時、ご遺族の承諾のもと解剖を行う場合があります。病理解剖は剖検とも呼ばれます。 病理解剖では病気の進行の程度や生前の診断が正しかったか否か、治療の効果・影響、死因などを調べます。 近年はCT, MRI等の画像技術が発達し、切開等の侵襲を加えることなく病気について推測できることは多くなりましたが、そのような今日においても剖検で調べることにより初めてわかる事実もあります。 病理解剖により明らかにされたことは残念ながらその患者さんの治療には生かせませんが、将来の医療への貢献が期待されます。

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業務実績

  2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
組織診 4,724 5,222 5,018 5,729 6,454
内迅速診 87 98 92 91 126
細胞診 670 991 718 590 583
病理解剖 8 16 5 10 6