川崎幸病院 臨床研修センター 北海道研修レポート ~大自然とサンビレッジクリニック~

医療法人社団 萌生会
サンビレッジクリニック

所在地:
北海道旭川市神居2条18丁目16-16
診療科目:
内科・消化器科・運動療法・栄養相談
在宅診療・在宅ホスピス

旭川市について

北海道のほぼ中央に位置する旭川市は旭山動物園などの観光地でもあり、雄大な大雪山連峰の山々に囲まれ伏流水の恵みと厳しい気候が高品質な農産物を育み食の宝庫と言われています。
石狩川をはじめ多くの河川が流れる自然豊かで四季の変化に富んだ美しい街です。

地図

サンビレッジクリニックについて

地元に愛されるかかりつけ医を目指し、診療・在宅医療に力を入れ地域医療サービスの拠点として、診療・検査・ケアシステムが充実しています。
在宅での緩和医療にも対応し、在宅ケア連携がとても充実しております。患者様の意思を尊重した在宅ホスピスなどの緩和医療環境を提供し、研修中は訪問診療などを行い身体的疾患だけでなく、在宅医療の現状を把握したり、介護の環境やサービスの調整、家族の心のケアに至るまで、都会の急性期病院では感じることのできない地域医療の本質を感じることができる研修先です。

サンビレッジクリニック外観
落合智貴 先生

落合智貴 医師(2016年度入職)

研修期間:2017年6月1日~6月30日

印象に残った症例・エピソード

患者さんが今現在抱えている身体的疾患だけでなく、介護の環境やサービスの調整、家族の心理的なケアに至るまで、人間ひとりの人生そのものをサポートしている医療というふうに感じました。
その方の過去の職業や趣味、飼っている犬の名前や好きな歌手まで細かく把握して患者さんやその家族と心の通ったコミュニケーションを取っているところに、医師の本来あるべき姿を学ばせていただいた気がします。先生が患者さんの手を温かく握り、優しい言葉をかけてあげている時の患者さんの顔はとても穏やかで心が安らいでいるように見えました。
入退院の激しい都会の病院で働いていると、ともすれば頭でっかちに病気だけを診る医師になってしまいがちですが、病気に関する知識だけでなく患者さんに関する知識から生まれる温かいコミュニケーションで患者さんの心を安らげてあげることも一つの立派な治療だと強く実感しました。

旭川での思い出

飛行機で旭川空港に到着してすぐに連れて行ってもらった山菜BBQや、美味しいジンギスカンの送別会など、先生方や事務長をはじめクリニックのスタッフの皆さんには1ヶ月間本当によくしていただきました。
休日には行動展示で有名な旭山動物園や、レンタカーを1時間半ほど走らせて美瑛や富良野といった観光地に出かけました。美瑛で目にしたこれぞ北海道と言うべき壮大な風景や夜中の満天の星空は、仕事で来ていることを思わず忘れてしまうくらい北海道研修のハイライトになりました。

研修写真

旭山動物園のサル山で授乳中の親子

研修写真

牧場で山菜BBQ

研修写真

深夜2時、美瑛の丘と天の川

医学生に向けて一言

急性期治療を終えて病院から退院されていった患者さんがその後自宅や施設でどういった生活を送っているのかという、分かっているようで分かっていない「その後」について多種多様なパターンを学ぶことができました。
旭川研修以降は退院後この患者さんはどういった生活をしていくかということをより意識するようになり、ソーシャルワーカーさんに任せっきりになっていた頃よりも一つ成長できた気がします。
川崎幸病院の研修医として働くことになった際には、ぜひ北の大地で心温まる1ヶ月を過ごしてみてください。

研修写真

お世話になったクリニックの皆さん

研修写真

セブンスターの木

研修写真

美瑛の青い池

古賀れい奈

古賀れい奈 医師(2016年度入職)

研修期間:2017年7月1日~7月31日

印象に残った症例・エピソード

意思疎通困難、気管切開、胃瘻からの経腸栄養といった典型的な在宅医療が必要な患者さんの診察時、クリニックの先生方がお話するだけで患者本人のみならずご家族の不安も解消されていくのが見て取れました。

研修写真

在宅医療訪問

研修写真

在宅医療訪問

サンビレッジでの思い出

先生方に連れて行っていただいたお店で飲んだ地酒がおいしかったです。

研修写真

おいしい地酒屋さん

研修写真

仕事終わりに

研修写真

診察室にて

医学生に向けて一言

救急医療を主体とした研修病院では学ぶことのできない医療を経験できます。

 
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