切らないがん治療~サイバーナイフの紹介~

2020-06-17

新緑脳神経外科 太田 誠志院長に切らないがん治療『サイバーナイフ』についてお伺いいたしました。

サイバーナイフとは?
サイバーナイフは、放射線治療の一種です。中でも、非常に精度の高いピンポイントな照射によるがん治療法のことを「高精度放射線治療」と言います。

サイバーナイフ治療ってどんな治療法?
サイバーナイフは、最先端の画像解析技術と超高精度ミサイル技術、産業ロボット技術を応用し、米国スタンフォード大学のジョン・アドラー教授によって開発された定位放射線治療装置です。
あらかじめ作成した画像に2方向から撮影したエックス線画像を重ねることで病巣を正確にとらえ、6つの関節を持ったロボットアームが自在に角度を変えながら、放射線発生装置(リニアック)から的確に病巣に照射するというものです。
数十本~数百本のビームが使用され、その誤差は1mm以内と、高い技術によって病変部周辺にある正常細胞や、視神経など重要な組織への影響を最小限にとどめることが可能となりました。もし治療中に患者さんが動いてしまっても、標的の移動が1cm以内であれば自動的に照射点を補正、追尾、それ以上であれば照射を中断するなど何重もの安全対策が施されています。

サイバーナイフは痛みや危険性の少ない、低侵襲的な治療で、入院の必要が無いとのこと。
詳しくは動画をチェック!


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