川崎幸病院

診療科について

診療科

内科

内科が扱う主な病気

一般内科

受診を希望される方

一般外来

一般外来のご予約・お問い合わせはこちら

救急外来

救急の場合は川崎幸病院の救急外来を受診ください。受診の詳細は川崎幸病院受付にお問い合わせください。

腎臓内科

皆様へ

腎臓内科では尿タンパクなどの検尿異常から国民病ともいえる慢性腎臓病まで幅広く診療にあたっています。 腎臓病をきたす疾患は慢性腎炎、高血圧、糖尿病や膠原病など多岐にわたり総合的かつ集約的な治療を行っています。 透析などの血液浄化療法も積極的に行いアクセスのトラブルにも随時対応しています。

腎臓内科が扱う主な病気

・慢性腎臓病(CKD)(透析期も含む)
・急性腎障害
・慢性腎炎およびネフローゼ症候群
・膠原病および類縁疾患(全身性エリトマトーデス 関節リウマチ 血管炎など)
・電解質異常(内分泌疾患 尿細管障害によるものなど)

腎臓内科の特色

1.初期の慢性腎臓病について

特に症状がなくても、尿にタンパクが出ていたり血圧が高い時には重篤な疾患や進行性の腎障害をきたすことがあります。この時点での適切な診断と治療は病気の進展を阻止できます。このため腎生検などで正確な診断と予後を判定し病気の進行を防いでいます。

2.腎機能障害が出現した腎臓病について

適切な降圧療法や食事療法で進行を抑制します。この時点では合併症が出現してきます。特に、心臓病や脳血管障害をきたしやすく要注意です。さらに進行すれば尿毒症症状(倦怠感や食欲不振など)をきたし透析の準備が必要になります。この時点で透析療法の説明を行い療法選択を行うようにしています。

3.透析療法について

透析療法は大きく2種類に分けられます。血液を体外循環させ浄化する血液透析(HD)、お腹の中に透析液を入れて治療する腹膜透析(CAPD)です。透析を新たに開始することを透析導入といいますが、当院は川崎市内で有数の導入施設となっています。当院ではHDかCAPDをするかの療法選択を行うことにより、患者様の満足度が得られるように努めCAPDの方が多いことも特色です。以下に導入およびCAPDの成績を示します。

  2014年度 2015年度 2017年度
HD導入 35 40 51
CAPD導入 7 8 9

シャント(バスキュラー アクセス)について

シャントが十分に機能しなかったり閉塞してしまったときにも随時対応しています。

各種血液浄化療法について

通常の血液浄化療法以外にも多くの血液浄化療法があります。ショックや多臓器不全の時に行う持続的血液浄化療法や敗血症で最近の毒素を吸着するエンドトキシン吸着療法や膠原病などの治療に行う血漿交換と免疫吸着療法などがあります。当院ではあらゆる血液浄化療法が可能で種々の疾患の治療が可能となっています。

治療実績

  2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
バスキュラーアクセス造設術 74 72 76 56
シャントPTA 85 134 40 35
透析長期留置カテーテル挿入 7 35 18 11
腹腔鏡下腹膜透析カテーテル挿入 8 13 10 12

腎生検

  2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
IgA腎症 7 7 11 12
半月体形成性腎炎 3 2 0 0
糖尿病性腎症 3 0 1 2
良性腎硬化症 2 2 1 3
膜性腎症 2 4 3 2
Minor glomerular abnormalities 2 1 2 3
微小変化型ネフローゼ症候群 0 2 2 1
ループス腎炎 0 1 0 0
紫斑病性腎炎 0 1 0 0
肥満腎症 0 0 1 2
間質性腎炎 0 0 1 3
メサンギウム増殖性糸球体腎炎 0 1 0 0
菲薄基底膜病 0 0 0 2
その他 5 1 1 3
24 22 23 33

受診を希望される方

一般外来

一般外来は川崎幸クリニックで行っています。受診予約の詳細は川崎幸クリニック予約センターにお問い合わせください。
お問い合わせ 川崎幸クリニック予約センター TEL:044-511-2112
外来診療表

救急外来

救急の場合は川崎幸病院の救急外来を受診ください。受診の詳細は川崎幸病院受付にお問い合わせください。

医師プロフィール

  • 腎臓内科部長 :宇田 晋(うだ すすむ)
  • 腎臓内科副部長 : 小向 大輔
  • 腎臓内科医師(シニアレジデント) : 柏葉 裕
  • 腎臓内科医師 : 吉田 輝龍

消化器内科

皆様へ

消化器内科は、日本消化器内視鏡学会、日本消化器病学会、日本消化管学会、日本肝臓学会等の各分野における専門医がおり、消化器全般に関する先進医療を提供しております。 日本人の死亡原因の第1位は癌ですが、その中でも胃癌や大腸癌は多く、当科でも重点を置いております。早期発見・早期治療が重要であり、苦痛のない検査を常に心掛けております。 最新機器を用いて内視鏡診断の向上に努め、診断に基づいた高度な内視鏡治療を行っております。また、救急患者の受け入れも社会問題になっておりますが、当科では救急・総合診療部と連携し、緊急対応を要する消化管出血に対して24時間緊急内視鏡検査を行える体制をつくっております。 他院では対応出来ないような場合でも積極的に受け入れて、内視鏡的止血術を行っております。その他にも、胆道感染、急性膵炎、炎症性腸疾患、急性肝炎等の重症化する可能性のある疾患に関しても迅速に対応し適切な治療を行っております。 当科では地域から信頼されるような高度専門医療を提供出来るように日々診療しております。

消化器内科が扱う主な病気

出血性胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃腺腫、早期胃がん、進行胃がん、大腸ポリープ、早期大腸がん、進行大腸がん、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン)、虚血性腸炎、大腸憩室炎、憩室出血、胆嚢結石、総胆管結石、急性胆嚢炎、急性胆管炎、閉塞性黄疸(良性胆管狭窄、胆管がん、膵臓がんによる悪性胆管狭窄)、急性膵炎、慢性膵炎、肝硬変、肝細胞がん

消化器内科の特色

消化器内科では消化器癌診断能の向上にむけて拡大内視鏡、 NBI(狭帯域光観察)を導入しており、また内視鏡治療として ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)も行っており早期胃癌、早期大腸癌に対する最新の内視鏡医療を提供しております。 胆道系疾患においてはERCPやEUSの症例も多く、高度な検査・治療を行っており、これまでは手術を第一選択としていた分野においても広く内視鏡技術の応用を行っております。

治療実績

治療実績

治療実績

治療実績

治療実績

治療実績

治療実績

治療実績

治療実績

    ※グラフの略語説明
  • ERCP:内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査
  • EMR:内視鏡的粘膜切除術
  • ESD:内視鏡的粘膜下層剥離術
  • EIS:内視鏡的食道静脈瘤硬化療法
  • EVL:内視鏡的食道静脈瘤結紮術
  • EST:内視鏡的十二指腸乳頭切開術
  • EPBD:内視鏡的十二指腸乳頭バルーン拡張術

受診を希望される方

一般外来

一般外来のご予約・お問い合わせはこちら

救急外来

当センターでは吐血、下血、腹痛など急性期消化器疾患の救急外来は24時間365日対応しています。特に吐血、下血に対する緊急内視鏡検査および治療は上部(胃・十二指腸)、下部(大腸)とも24時間体制で行っております。直接川崎幸病院にご連絡いただくか救急車等でご来院ください。

手術前

外来での診察と術前検査の施行および手術内容の説明と日程の決定を行います。

入院

川崎幸病院に入院し補足検査にひきつづき手術を行います。入院期間などは原則クリニカルパスに基づいております。

定期検診

必要に応じて当院の一般外来・かかりつけ医・お近くの医療機関での診察をおこないます。

医師プロフィール

  • 消化器内科部長 兼 内視鏡センター長 がん治療センター副センタ―長:大前芳男
  • 内視鏡室室長:設楽 雅人(川崎幸クリニック担当)
  • 消化器内科医長:高畑 彩子(第二川崎幸クリニック担当)
  • 消化器内科医長:谷口 文崇
  • 消化器内科医長:塚本 啓祐
  • 消化器内科医長:森重 健二郎
  • 消化器内科:堀野 誠
  • 消化器内科:岡本 法奈
  • 消化器内科:十倉 淳紀
  • 消化器内科:粟田 裕治(シニアレジデント)

循環器内科

循環器内科

外科

皆様へ

川崎幸病院外科は現在12名体制(日本外科学会指導医・専門医、消化器外科学会指導医・専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医、マンモグラフィー読影認定医,後期研修医など)で消化器腫瘍外科・内視鏡外科・腹部救急外科・乳腺外科を4本柱とし外科全般の業務を日夜行っております。特に消化器疾患は消化器内科医師と連携し2007年に設立した消化器病センターにおいて消化器内科と消化器外科の密な連携と検討会などを通して急性期疾患および消化器外科疾患全般に対して昼夜を問わない診療を提供しております。2017年は1,080例に対して手術を施行、その中で鏡視下手術が508例と半数を占めており患者様の立場に立った低侵襲手術の積極的な提供を行っているのが当科の特徴です。

外科が扱う主な病気

悪性腫瘍

食道がん、胃がん、大腸がん、乳がん、肝臓がん、すい臓がんなど

良性疾患

胆石、鼠径ヘルニア、乳腺腫瘤、痔核、下肢静脈瘤、気胸、腹壁瘢痕ヘルニアなど

その他

急性虫垂炎、イレウス(腸閉塞)、消化管穿孔など

外科の特色

  • 消化器腫瘍外科や乳がんといった悪性腫瘍関連領域においてはあくまでも患者様の選択(セルフディシジョン)を尊重し、癌治療ガイドラインに沿った最新かつ標準的治療を心がけております。
    【総手術件数と鏡視下手術件数】

    総手術件数と鏡視下手術件数

  • 鏡視下手術においては胆石症に対しての腹腔鏡手術はもちろんの事、腹腔鏡手術の分野では高度な技術を要するいわゆるアドバンス手術である早期胃癌および早期・進行大腸癌症例に対しても 腹腔鏡手術を積極的に導入しておりますし、食道癌に対しても積極的に鏡視下手術を導入しております。 また2009年より胆石症、虫垂炎、鼠径部ヘルニアなどに対して単孔式腹腔鏡手術や、 孔の数を減らすReduced Port Surgeryを採用しております。
    鏡視下手術の内訳と年次推移

    鏡視下手術の内訳と年次推移

  • 乳腺・内分泌外科分野では、外科スタッフに乳腺専門医がおり、マンモグラフィー読影認定医を4名擁しています。乳腺については、健診から乳がん診療ガイドラインに沿った診断と治療(手術、放射線療法、化学療法を含む薬物療法のすべて)を、川崎幸病院と第二川崎幸クリニックが一体となって行っていきます。さらには甲状腺疾患の診断、治療などを行っております。
  • 肛門疾患においては2007年より「切らずに治す内痔核四段階注射療法」(ALTA療法(内痔核硬化療法))を導入し開始しております。
  • 急性期疾患については本院常勤の救急医と綿密な連携を取りながら適切かつ迅速な対応を行っておりますが、 この分野においてもイレウス、潰瘍穿孔、虫垂炎等に対して腹腔鏡手術を採用し低侵襲手術を実践しております。
    【定時手術と緊急手術の年次推移】

    鏡視下手術の内訳と年次推移

  • 当科では、日帰り・短期入院手術を導入し胆石症、気胸、乳腺生検、内視鏡的ポリペクトミー、鼠径ヘルニア、内痔核、IVHポート留置術などに対して行っております。これらに対しては土曜日手術も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
  • 抗がん剤治療に関しても当院の化学療法委員会が中心となって作成した院内登録制に基づく癌化学療法を安全かつ円滑に行っておりますし種々の大規模臨床試験にも積極的に参加し我が国における抗がん剤療法標準治療の確立の一助となるよう活動しております。
  • 診療面全般では疾患別の治療プロトコル(胃癌大腸癌治療プロトコル)を作成し、標準化したわかりやすい医療の提供を行い、またクリニカルパスを導入し、医療者間における業務遂行の円滑化、標準化を図り、さらには患者さんにもわかりやすい医療の質の向上にも努めております。
  • チーム医療の実践の一環としては毎朝看護部とのミーティングを行いながら常に患者さんの立場にたったわかりやすい医療の展開を行っておりますしリハビリ、栄養科をはじめとした関連部門とのミーティングを通し常に患者さまが中心となった医療の実践を行っております。
  • 院内緩和ケアチームを2008年6月より発足。消化器外科を中心としたがん患者さんの疼痛緩和、メンタル面でのケアなど全人的なケアを目指し医師のみならず看護部、薬剤部、心理療法士、リハビリ室、栄養科、医療事務などの種々の職種のスタッフ一丸となり癌患者さんに対するトータルケアの実践も行っております。

治療実績

川崎幸病院外科は現在12名体制(日本外科学会指導医・専門医、消化器外科学会指導医・専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医、マンモグラフィー読影認定医,後期研修医など)で消化器腫瘍外科・内視鏡外科・腹部救急外科・乳腺外科を4本柱とし外科全般の業務を日夜行っております。特に消化器疾患は消化器内科医師と連携し2007年に設立した消化器病センターにおいて消化器内科と消化器外科の密な連携と検討会などを通して急性期疾患および消化器外科疾患全般に対して昼夜を問わない診療を提供しております。2017年は1,080例に対して手術を施行、その中で鏡視下手術が508例と半数を占めており患者様の立場に立った低侵襲手術の積極的な提供を行っているのが当科の特徴です。

手術症例 グラフ

受診を希望される方

一般外来

一般外来のご予約・お問い合わせはこちら

救急外来

けが、吐血、下血、腹痛など急性期消化器疾患などの救急外来は24時間365日対応しています。特に臨時手術に関しては24時間体制にて対応しております。
直接川崎幸病院にご連絡いただくか救急車等でご来院ください。

外科医師プロフィール

  • 川崎幸病院 副院長 兼 診療部部長 兼 外科部長:後藤 学
  • 外科副部長 兼 救急・総合診療部 部長代行:成田 和広
  • 外科副部長:原 義明
  • 外科医長:下島 礼子
  • 外科医長:小根山 正貴
  • 外科医師:伊藤 慎吾
  • 外科医師:井上 貴博
  • 外科医師(シニアレジデント):左近 龍太
  • 外科医師(シニアレジデント):富澤 悠貴

乳腺外科医師プロフィール

  • 乳腺外科医師:木村 芙英(第二川崎幸クリニック担当)
  • 乳腺外科医師:中村 幸子(第二川崎幸クリニック担当)

がん治療センター センター長

  • 副院長 兼 がん治療センター長 兼 外科主任部長:日月 裕司

外科顧問

整形外科

整形外科があつかう主な病気

    一般外傷、骨折治療
    ・脊椎疾患:椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊柱側彎症、腰椎分離症
    ・スポーツ外傷:膝靭帯損傷、半月板・軟骨損傷、膝蓋骨脱臼、肩関節障害、疲労骨折、腱付着部炎
    ・変性疾患:変形性膝関節症、変形性股関節症
    ・手の外科:手、手指の外傷、障害
    ・足の外科:足関節靭帯損傷、軟骨損傷、足周辺の腱・靭帯損傷

整形外科の特色

当科では6名の整形外科専門医をはじめとした7名の整形外科常勤医(2016.11月現在)が、外傷治療や脊椎手術、人工関節手術、スポーツ外傷の治療を中心に整形外科疾患全般の診断・治療を行っています。
特に当科が専門として取り組んでいる脊椎・脊髄疾患治療及びスポーツ疾患の治療については、脊椎治療を日本脊椎脊髄病外科指導医資格を有する2名と、日整会認定脊椎脊髄病医を有する4名の医師がおり、 またスポーツ傷害の治療・リハビリについてはスポーツ医療に長く携わり、経験の豊富な日本体育協会公認スポーツドクター及びJリーグチームドクター3名で治療に当たっています。また整形外科疾患の治療は、 その多くがリハビリテーションによる治療を必要とします。そのため整形外科チームとして理学療法士・作業療法士らと連携し、常に最新の治療を提供し、また早期復帰が可能となるように努めております。

・整形外科疾患に24時間対応
当院では24時間体制で救急患者さんの治療を行える体制を整えています。高齢化に伴う大腿骨周辺骨折や脊椎圧迫骨折をはじめ、様々な一般外傷に整形外科チームとして治療に当たっています。

・脊椎疾患
"高齢化が進み高齢者の活動性が上がるにつれ、非常に多くの患者さんが脊椎関連疾患を患って医療機関を訪れています。脊椎疾患は頚椎症性脊髄症、頚椎・腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、脊椎圧迫骨折など多岐に渡りますが、 この領域の診断と治療技術の進歩はめざましいものがあり、当院においても診断、保存治療、手術において幅広く対応しております。保存治療で症状の改善が乏しく生活に支障をきたす場合は手術を検討します。 その場合は1泊2日での検査ブロック入院をしていただき、しっかりした診断および適切な手術法を決定します。手術に関しては体に負担の少ない手術(低侵襲手術)を心がけております。 低侵襲手術は、傷が小さく、術後の痛みが軽く(背骨に付いている筋肉をあまり剥がさない)、回復も早く、感染の危険性が少なく結果的に退院が早くできます。 また日常生活や仕事への復帰が早期に行えるようリハビリ、コメディカルスタッフ含めチーム全体で対応いたします。"

・人工関節手術
膝関節及び股関節の変形による痛みのために、日常生活に支障をきたしている患者様を対象に、その診断・治療方法の選択・人工関節手術・術後リハビリテーションまでを含めた治療を行っています。 また膝関節については、スポーツ活動の継続を希望する患者様や、仕事で負担のかかる患者様については、ご自身の関節を温存する手術の提案も行っています。

・スポーツ外傷、障害
当科では副院長・整形外科部長の原医師、医長の朱田医師が共に海外でのスポーツ医療経験を積んでおります。また瀬戸上医師を含め3名がJリーグチームドクターとして長年活躍しております。
特に膝前十字靭帯損傷を始めとする各種靭帯再建手術、半月板・軟骨損傷に対する手術、膝蓋骨脱臼に対する靭帯再建・骨切り手術、足関節捻挫や軟骨損傷治療、超音波検査を用いたアキレス腱断裂治療などをはじめ、肩関節障害、疲労骨折治療などを行っております。
また中高年の患者様で、膝関節痛がありながらスポーツ活動の継続を希望する患者様に対しては、脛骨骨切り手術をはじめとする関節温存手術に、特に力を入れております。

・臨床研究
当科では各分野においてより良い治療を提供できることを目標に、常に現状の治療方法の向上を考えて診療・手術に当たっております。そのための一つの方法として、当科で治療を行った患者様について、様々な方法でその治療成績を調査しています。

治療実績

手術件数年次推移

2017年度 手術内訳

・脊椎・脊髄手術
椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
脊椎圧迫骨折
頚椎

・変性疾患
人工膝関節置換術(TKA)
高位脛骨骨切り術(HTO)
人工股関節置換術(THA)

・スポーツ外傷・障害
前十字靭帯再建術(ACLR)
半月板手術(切除術・縫合術)
膝蓋骨脱臼、不安定症
膝・足関節の軟骨損傷手術
足関節靭帯修復術・再建術
アキレス腱断裂治療
肩関節疾患
疲労骨折治療

受診を希望される方

一般外来

2系統の外来システムを採用
外来診療は、川崎幸クリニック及び川崎クリニックで予約制外来をしています。救急外傷や予約外の急な診察を希望される場合には川崎幸病院救急外来で速やかに対応しており、2系統の外来システムをとっています。

脊椎疾患:中村医師(川崎幸クリニック)、原医師・瀬戸上医師(川崎クリニック)
人工関節:原医師(川崎クリニック)、朱田医師(川崎幸クリニック)
スポーツ外来:原医師・朱田医師(川崎幸クリニック)

外来診療表はこちら

川崎幸病院の常勤医は、主に川崎クリニックで診療をしています。
スポーツ整形は、原医師が川崎幸クリニックで診療を担当しています。

救急外来

救急の場合は、下記にご連絡の上、川崎幸病院の救急外来をご受診ください。

医師プロフィール

  • 副院長 整形外科部長:原 淳
  • 整形外科 医長:朱田 尚徳
  • 整形外科:上西 蔵人
  • 整形外科 医長:瀬戸上 智行
  • 整形外科:雪平 重雄
  • 整形外科:角 雄一朗
  • 顧問 中村 潤一郎

脳神経外科

脳神経外科

脳血管内治療科

脳血管内治療科

泌尿器科

泌尿器科

婦人科

医師プロフィール

川崎幸病院 婦人科部長 :長谷川 明俊

皆様へ

開院当初は婦人科診療を行いませんでしたが、今回、2015年9月から婦人科診療を開始しています。
当科の理念は

患者本位の医療

患者さん自身が病状を正しく理解できるように、丁寧な説明をしていきます。最近はさまざまな治療法の選択肢がありますので、十分に話し合って、患者さんが納得する満足度の高い医療を提供します。

先進的な医療

高度なチーム医療を実践し、安全で質の高い先進的な医療を提供することにより、痛みを少なくし、短期間で社会復帰ができることを目指します。

総合的ながん治療

当院では手術療法、放射線療法、化学療法、緩和療法のすべての治療が可能で、これらの集学的な治療をおこなうことにより治療効果を高めます。

地域医療への貢献

地域の医療機関と協力し、地域の中核病院として貢献できるように努力していきます。

※基本的に当院では入院、手術(入院が必要な手術)、放射線治療などを行います。
外来、日帰り手術は第二川崎幸クリニックで対応します。

婦人科が扱う主な病気

婦人科良性・悪性疾患全般を扱います。
産科と不妊治療は基本的には対応しません。
ただし、腫瘍などが原因で不妊症になっている場合は手術の対応します。

婦人科の特色

良性疾患に対して

婦人科腫瘍専門医、内視鏡技術認定医が中心となり治療を行います。
一般的には婦人科腫瘍専門医は婦人科臓器の幅広い解剖知識のもと、出血や癒着があり難しい手術の場合や、予期せぬトラブルの対応に慣れています。また、内視鏡技術認定医は内視鏡手術手技に長けています。これら双方の技術を用いて、安全で完成度の高い低侵襲な内視鏡手術(傷口が小さい手術)を行います。
さらに内視鏡手術のトロッカー(内視鏡手術の器具を出し入れするための筒)を小さくしたり、数を減らすことにより、さらに低侵襲な手術をしていきます。状況次第では臍(へそ)のくぼみにだけ切開を入れる手術(単孔手術)も可能です。
腫瘍が大きいと内視鏡手術は困難になりますが、他院で内視鏡手術ができないような場合でも当院で安全に行うことが可能と判断すれば、内視鏡手術をします。具体的には骨盤内(臍までの高さ)の腫瘍に対しては内視鏡手術が可能な場合が多いです。

経腟手術(おなかを切らないで、腟から行う手術)も行います。
また、UAE(子宮動脈塞栓療法)も行っています。

悪性疾患に対して

科学的根拠に基づいた婦人科腫瘍学会のガイドラインに従って、婦人科腫瘍専門医、内視鏡技術認定医が中心となり治療を行います。
関連する他の診療科と連携して集学的治療(手術療法、化学療法、放射線療法、緩和療法)をすることにより治療効果を高めます。 さらに、関連する職種が一丸となって高度なチーム医療のもとで質の高い最先端治療を提供していきます。
また、当院は厚生労働省認定先進医療 子宮頸がんに対する腹腔鏡下広汎子宮全摘術の施設認定を2016年8月1日に取得しました。 婦人科内視鏡専門医と婦人科悪性腫瘍専門医が手術チームを組んで、安全で治療効果が高い先進的な手術を提供しています。 さらに、初期境界悪性卵巣腫瘍の腹腔鏡手術(自費診療)も行っています。

腹腔鏡下手術

当院では内視鏡手術に積極的に取り組んでおります。内視鏡手術では5〜12mm程度の穴を数カ所開け、カメラを挿入して手術を行います。
腹腔鏡手術は一般的な開腹術と比べ以下のメリットがあります。

  • 傷が小さく美容面に優れる
  • 術後の疼痛が少ない
  • 回復が早く、早期の社会復帰が可能

対象疾患としては、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症などの良性疾患が主な適応ですが、子宮体がんや子宮頸がんなどの悪性腫瘍でも安全性、根治性が高い場合は内視鏡手術を検討します。通常、術後4日目に退院となります。

手術創部:

開腹術(縦切開)

image01

開腹術(横切開)

image02

腹腔鏡手術では下図ようになります。創部の数や大きさは手術の内容や難易度に応じて変化しますが、可能な限り小さい傷で行うようこころがけています。

  • 腹腔鏡手術(単孔式)子宮筋腫核出、卵巣腫瘍、子宮外妊娠手術など
  • 腹腔鏡手術(ダイヤモンド法)子宮全摘術など
  • 腹腔鏡手術(パラレル法)卵巣腫瘍、子宮筋腫核出術など

image03

image04

image05

MRI画像

卵巣腫瘍1

image06

臍上まである良性卵巣腫瘍に対して、腹腔鏡手術(3ポート)を行いました。

卵巣腫瘍2

image07

臍上まである卵巣腫瘍茎捻転に対して、緊急で腹腔鏡手術(3ポート)を行いました。

巨大な子宮頸部筋腫

image08

骨盤内に充満した子宮頸部から発育した子宮筋腫(1400g)に対して、腹腔鏡下子宮筋腫核出術(子宮を残す手術)を行いました。

巨大な子宮筋腫

image09

子宮筋腫で臍より上まで大きくなった子宮(1100g)に対して、腹腔鏡下子宮全摘術を行いました。

手術画像

卵巣腫瘍術前

image10

腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術後

image11

子宮腺筋症術前

image12

腹腔鏡下子宮全摘術後

image13

子宮筋腫術前

image14

腹腔鏡下子宮全摘術後

image15

子宮鏡下手術

当院では内視鏡手術に積極的に取り組んでいます。腹腔鏡手術はお腹に小さな穴を空けて手術をする方法ですが、それとは別に、子宮鏡手術という方法もあります。 子宮鏡手術ではまず、子宮の入り口から子宮の中にカメラを入れて、水を流しながら子宮の中を観察します。 そして、子宮の中にできた子宮内膜ポリープ、子宮筋腫を切除したり、子宮の中の癒着を解除したり、子宮内膜増殖症や出血で困っている患者さんに対して内膜を切除したりします。 子宮口はもともと開いている部位なので、新たに穴を空ける必要はなく、体への負担も少なく、患者さんに優しい治療法といえます。 当院では、2泊3日の入院(手術前日に入院、翌日に手術を行い、手術翌日に退院)で子宮鏡手術を行っています。手術の適応につきましては、当院の婦人科医師までご相談ください。

子宮鏡イメージ

子宮鏡イメージ

治療実績

集計期間:2015年10月10日~2018年3月31日

■総手術件数

手術件数  内訳
2015年度
(10月~3月)
※6ヶ月間実績
2016年度
(4月~3月)
※12ヶ月間実績
2017年度
(4月~3月)
※12ヶ月間実績
開腹手術 悪性腫瘍手術
9
28
30
  骨盤臓器除臓術
0
1
0
  子宮全摘術(良性)
0
1
0
  子宮筋腫核出術
0
0
1
  卵巣腫瘍(良性)
2
2
2
  その他
0
1
0
腹腔鏡手術(同一症例で重複あり) 腹腔鏡下広汎子宮全摘術
0
3
4
  腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術
(子宮体がんに限る)
0
0
9
  腹腔鏡下境界悪性卵巣手術
0
1
0
  子宮全摘
8
72
95
  子宮筋腫核出術
3
38
38
  良性卵巣腫瘍
(子宮内膜症性卵巣嚢腫は除く)
25
66
83
  子宮内膜症手術
7
36
48
  子宮外妊娠
0
4
7
  子宮脱のメッシュ手術
(腹腔鏡下仙骨膣固定術)
0
6
26
  腹腔鏡下試験開腹術
0
0
2
  その他
2
1
3
子宮鏡手術 子宮鏡下子宮筋腫摘出術
0
0
7
  子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、
子宮内膜ポリープ切除術
0
0
15
腟式手術 円錐切除
11
19
28
  子宮脱手術
1
1
0
  その他
0
14
26
その他 子宮動脈塞栓療法
1
0
0
  埋没型中心静脈カテーテル留置
1
4
4
  婦人科外性器悪性腫瘍手術
0
1
0
  リンパ節摘出術
0
1
0
総手術件数
70
300
428

■総化学療法件数

化学療法件数  内訳
2015年度
(10月~3月)
※6ヶ月間実績
2016年度
(4月~3月)
※12ヶ月間実績
2017年度
(4月~3月)
※12ヶ月間実績
子宮頸がん  
1
6
9
子宮体がん  
0
1
6
卵巣がん  
6
22
31
その他  
1
3
2
総化学療法件数
8
32
48

■総放射線治療件数

放射線治療件数  内訳
2015年度
(10月~3月)
※6ヶ月間実績
2016年度
(4月~9月)
※6ヶ月間実績
2017年度
(4月~3月)
※12ヶ月間実績
子宮頸がん  
2
6
6
子宮体がん  
0
0
0
卵巣がん  
0
1
0
外陰がん  
0
0
1
その他  
0
0
0
総放射線治療件数
2
7
7

医師プロフィール

  • 婦人科 医長 岩﨑 真一

日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医の養成プログラム

当院の婦人科は2015年9月から診療開始しました。当院当科の特色は婦人科手術で日本産科婦人科内視鏡学会の認定研修施設です。なお、分娩は取り扱っていません。 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医は現在3人在籍し、うち2人は当院で研修を行い、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医を取得しました。 さらに日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医と日本婦人科腫瘍専門医を両方とも取得している医師が2人在籍しているので、悪性腫瘍に対する腹腔鏡手術にも力をいれています。もちろん、婦人科悪性腫瘍の開腹手術も行っています。
当院当科診療開始からまだ間もないですが、2017年度の総手術件数は428件でうち腹腔鏡手術は315件で、手術件数は増加傾向です。良性疾患に対しての手術は、日々の努力による技術と様々な工夫により、ほとんどの症例は腹腔鏡手術で治療をしています。
今後は地域のさらなるニーズに答えるために、婦人科内視鏡技術認定医を取得するプログラムを作成しました。
募集する医師は日本産婦人科学会専門医を取得している医師です。スキルに応じて指導いたします。もちろん熱意があれば、腹腔鏡手術の経験がなくても手取り足取り基礎から指導します。 個々のスキルに応じて、プログラムを作成し、修練を開始していただきます。最終目標は言うまでもなく日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医取得です。

施設認定

・日本婦人科腫瘍学会 専門医制度指定修練施設(B施設)
・特定非営利活動法人 婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)登録参加施設
・日本産科婦人科学会 婦人科腫瘍登録加盟施設
・日本産科婦人科内視鏡学会 認定研修施設
・腹腔鏡下仙骨腟固定術(膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤)実施施設
・腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がん)実施施設
・厚生労働省認定先進医療:腹腔鏡下広汎子宮全摘術(子宮頸がん)実施施設
・腹腔鏡下境界悪性卵巣腫瘍手術(自費診療)実施施設

受診を希望される方

一般外来

一般外来のご予約・お問い合わせはこちら

救急外来

救急の場合は川崎幸病院の救急外来を受診ください。受診の詳細は川崎幸病院受付にお問い合わせください。

日帰り手術を希望される方

婦人科では、これまで短期滞在入院でしていた手術を日帰りで行っています。
手術種類は円錐切除、流産手術(妊娠12週未満)、子宮内膜組織診(静脈麻酔下生検が望ましい場合)、バルトリン腺嚢胞開窓術、筋腫分娩の筋腫核出術、 埋没型中心静脈カテーテル留置ポート設置等です。

麻酔科専門医による全身麻酔、静脈麻酔下でローリスクの患者さんに対して、日帰り手術を行っておりますので安全、安心した手術を行っております。
また日帰り手術センターのコーディネーターにより術前、術後のご案内とアフターケアを十分に行っております。

日帰り手術対象疾患

円錐切除、流産手術(妊娠12週未満)、子宮内膜組織診(静脈麻酔下生検が望ましい場合)、バルトリン腺嚢胞開窓術、筋腫分娩の筋腫核出術、埋没型中心静脈カテーテル留置ポート設置等です。

詳しくはこちら

形成外科

医師プロフィール

  • 形成外科部長:佐藤 兼重
  • 形成外科医師:金 佑吏

「形成外科」とは?

テレビや雑誌などで目にする機会も増えてきているかと思われますが、具体的にはどういうときに受診すればよいのでしょうか?
形成外科は、頭の先から足の先まで大変広い範囲にわたる体表面の異常・変形を外科手術によって修正する診療科で、新生児からお年寄りまですべての年齢層を対象とします。その中でも特に顔は目立ちやすい部位です。表面ばかりではなく、顔の骨が変形の原因になっていることも多々あります。その場合は顔の骨にも外科手術を施し、きれいな顔貌を形成します。形態の異常は機能の異常も表しますので、表面の治療は機能の改善にもなります。姿かたちの異常に悩んでいる人に人生のQOLの向上を目指します。またきれいな形態を形成することは美容外科治療に直結します。当院では宣伝本位の美容外科ではなく、困った人に適切な美容外科治療を施すように心がけております。

主に扱っている内容は?

けがの傷や傷跡

けがの傷跡は最初の処置が大切です。状態に応じ外科的・保存的治療によってできるだけきれいな傷に収めます。それでも傷跡は残りますので状況に応じて傷跡をさらにきれいにするような縫い直し治療を行うこともあります。古い手術の傷跡やひきつれた傷跡も形成手術でさらにきれいになります。

熱傷(やけど)

熱傷の傷はその原因や深さ・広さによって程度が異なりますが、創の状態に応じた局所管理が大切です。熱傷が深い場合には植皮など手術が必要になることもあります。また治った後、傷がもり上がったり、ひきつれて瘢痕拘縮という状態になると、形成手術が必要になることもあります。したがって熱傷治療では状況に応じた適切な管理と治療が必要です。

顔の骨の骨折

顔には頬、鼻、上顎、下顎の骨があります。また目の上には頭の骨が、鼻の奥にも特殊な骨があり、顔に骨折を負うと、それぞれの骨折を正確に診断してきちんと治療をしないと元の顔には戻れません。部位により骨折の程度はまちまちですが、骨折の治療では下まぶたや口の中など、術後ほとんどみえない部位を切開して治療します。顔を強く打ったりした場合は出来るだけ早く形成外科の外来を受診して下さい。

ほくろ、いぼなど皮膚腫瘍、あざ

体表には頭から足の先まで、皮膚あるいは皮膚の下にできもの(腫瘍)が生じることがあります。これらは局所麻酔の手術で摘出・切除して治療します。表面の腫瘍でも悪性腫瘍のこともありますので正確な診断のもとにきちんと切除して治療することが大切です。切除後には大きな欠損が生じる場合がありますので、治療後の傷跡のことも考慮した手術を行います。また生まれつきのあざ(黒いもの、青いもの、赤いものなど)は近年レーザー光線によって手術しないで治療ができるようになりましたが、部位や大きさ、さらには種類によっては外科治療がずっと有効なこともありますので、症例に応じた適切な治療を行います。

眼瞼下垂症

瞼が下がって見えにくい病気があります。眼瞼下垂症といって、瞼が開きにくい状態をいいます。瞼が開きにくいと人は眉毛をあげて一所懸命、瞼をあけようとします。そのため無理がかかって頭痛や肩こりの原因になることがしばしばあります。特にコンタクトレンズを長く使用してきた人(瞼をよくこする癖があるため)、眼科で白内障などの手術をうけられたご高齢の人などに良く見受けます。またもともと瞼があきにくい人もあり、いつも眠そうな目をしていると指摘されることもあります。このような方には瞼の奥の腱膜や筋肉を操作する手術を行います。この治療によって肩こりが消失したり、かなり軽減する人がいますので、ぜひご相談ください。

乳房再建

最近話題になっています乳癌治療後の再建治療は乳腺外科医が乳癌治療として乳房切除を行った後に形成外科が再建の治療を行いますが、乳腺外科医・形成外科医のカンファランスのもとに治療を検討します。再建治療は乳癌切除術と同時に行う一次手術かまたはしばらく期間をおいて行う二次手術があります。 また再建方法には切除されて小さくなった胸部の皮膚をエキスパンダーという装置でしばらく拡張したのち、インプラントという異物を用いて再建する方法と自家組織を使用して再建する方法があり、患者さん個々に応じた適切な再建治療を選択して、治療を行います。現在ではこれらの治療は健康保険が適応されます。左右の乳房の大きさの違いも問題となりますので、状況によっては健側乳房を縮小したり、挙上したりして健側乳房の形を形成することもあります。

床ずれなど治癒しにくい傷、爪のくいこみなどの変形

寝たきりの人では、ずっと同じ体位で寝ていると一部の皮膚のみに圧力がかかり、皮膚が血行不良となり、皮膚潰瘍になったり、さらには皮膚が腐って壊死してしまうことがありますが、このような状態を床ずれ、褥瘡と言います。また深くえぐれたままの傷はなかなか治癒せずに皮膚潰瘍となります。また下肢の血管が詰まってしまう病気や糖尿病を長く患っている人では、足の血の気が悪く足趾が腐って壊死してしまうことがあります。このような治りにくい傷や腐ってしまった足や趾をできるだけ長く温存して、機能障害が少しでも小さい治療計画を立て、速やかに治療を実行することが大切です。

先天性の体表異常

口唇口蓋裂の傷跡などの顔面の異常や手足の変形、機能異常は形成外科的手術によって改善することができます。

美容外科治療

しわとり
加齢とともに皮膚が緩み、たるんできます。その変化が最もでやすいのは上瞼や下瞼、そして頬全体となります。
美容外科手術によってずっと若返ることができます。また眉間のしわなどは手術ではなく、ボトックス注射によって効果的によくなります。

二重瞼
日本人には一重瞼の方が多いため、二重瞼の手術がしばしば行われます。方法は切開せずに糸で止めるだけの方法と切開して希望の瞼の大きさに二重瞼を作成する方法があります。


鼻の低い人、鼻の短い人、団子鼻、わし鼻などいろいろな形のちがいがあります。治療はそれぞれ異なりますので、適切な治療を行います。 時には鼻の骨を切って治したり、軟骨などの組織を移植することもあります。

顔の輪郭
顔の形は土台となる骨の形によって決まってしまいます。特に東洋人は人種的に顔が横に広く、大きい骨格の傾向があります。頬骨を削ったり、骨切りして幅を狭める治療を行います。 下顎は顔の輪郭が直接みえる部位なので、比較的目立ちやすくなります。下顎角部(えら)からおとがいにかけてを骨切りして理想的な形態に整える治療を行います。 またいわゆる出歯の方や顎が出ている方、笑うと歯が見えてしまったり、顎が全体的に長かったり、短かったりの方にもそれぞれ相応の外科手術によって改善できます。 また顔の輪郭は骨格だけではなく、脂肪がふくれていたり、へこんでいたりによる変形がありますので、脂肪の吸引をしたり、脂肪の注入やヒアルロン酸の注入をして治すこともあります。

シミの治療
加齢に伴う皮膚のシミは紫外線曝露の回避やビタミン剤の投与がありますが、Qスイッチルビーレーザーが効果的に奏功します。当院には当レーザーが装備されています。

その他美容外科全般

受診を希望される方

一般外来

一般外来のご予約・お問い合わせはこちら

救急外来

救急の場合は川崎幸病院の救急外来を受診ください。受診の詳細は川崎幸病院受付にお問い合わせください。

日帰り手術を希望される方

このたび、第二川崎幸クリニックで、形成外科・美容外科センターを開設することになりました。 センターでは形成外科の両輪となる美容外科を充実させ、地域の方々に貢献したいと思います。
形成外科では従来通り体表の形態異常(外傷も含め)や傷の治療に当たります。
一方、美容外科では瞼、鼻、頬などの若返り手術、乳房や躯幹の形態異常を治療します。 また顔の輪郭の改善手術も進めます。 しみとり治療用のレーザー光線が導入されておりますので、この分野における治療も本格的に開始致します。

形成・美容外科の中間に位置する眼瞼下垂(瞼が開きにくいと肩こりになりやすい)なども適切に治療を行います。
日帰り外来手術は第二川崎幸クリニックで行い、入院手術は川崎幸病院で行います。

日帰り手術対象疾患

二重瞼手術、上瞼・下瞼の若返り手術、隆鼻術、整鼻術、頬の若返り手術、躯幹の脂肪吸引、顔への脂肪注入や顔の若返り治療、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着、扁平母斑

詳しくはこちら

麻酔科

皆様へ

川崎幸病院麻酔科は手術をうける急性期の患者さんに対して適切な麻酔管理を行い、手術環境の安全を向上する努力をし続けます。『毎日の術前カンファレンスによる患者さんの状態確認』『適切な術前術後診察』『現代医療での標準以上の知識とスキル』『安全かつ効率的なシステムの構築』あたりまえのことをあたりまえに努力します。大血管手術から日帰り手術まで、多種多様な患者さんに向きあっています。

麻酔科について

【川崎幸病院麻酔科の運営法についてのプレゼンテーションが2016年日本麻酔科学会で最優秀演題に選ばれました】

一般的に、救急患者の受け入れが多い病院では時間外勤務が多くなり、過重労働となっている医師が多いといわれています。 当院麻酔科では、このような事態を避けるべく、適切にONとOFFを切り替え、臨床の現場では100%の力を出せる環境を作ることで、科が提供できる医療の質を保ちます。 これが手術を受ける患者さんに対して必要な条件だと考えています。
そのためのキーワードは以下のようなものであると考えます。
キーワード:#永続性 #教育とプロの仕事の共存
なぜ教育か:若手医師のモチベーションの一つに“自己研鑽により成長を自覚すること”があると考えます。 そして教育とは、先導なく症例を経験させることではないかと考えます。忙しい施設で漫然と症例経験を積み重ねることは消耗戦でしかなく、そこから人は離れていくでしょう。 消耗=使い捨てのイメージがつく施設には、連携施設からであっても若手医師を派遣させたくないでしょう。
川崎幸病院は“24時間断らない医療”が基本方針であるため、これにもマッチしたシステムづくりが必要となります。
契約非常勤麻酔科医の方々の力も借り、#教育が必要な若手スタッフには教育を#基本方針実現のためにプロの仕事をしてもらうスタッフにはその遂行を、 と明確に役割分担をしつつ両者の共存を目指しています。これが永続性のあるシステムにつながると考えます。
スタッフが常に自己研鑽し、若手医師がイキイキと仕事ができると、その姿は他の人々を惹きつけ、更なる前向きなループを描くことができると考えています。
ただし、非常勤医の助けを借りているならば、常勤医は常勤医の仕事をきちんと遂行する必要があります。
術前術後管理(術前術後回診・麻酔科外来)、学会への積極的参加(自己研鑽・情報発信)、後期研修医の育成(内部マンパワーの向上)、 新専門医制度の準拠の教育プログラム策定(若手医師教育)、短期滞在手術・日帰り麻酔への対応(適切な保険診療)、急性期鎮痛コントロールなどが挙げられます。
これらの実施効率向上のために、常勤スタッフ間では情報共有ソフトウェアを利用したシームレスな情報伝達・共有を行っています。 これは連絡ミスによるトラブルやモチベーション低下などを防止しています。
上に挙げた大きなキーワードから派生させた#バランス感覚=上級医ほど忙しいスタイル#チームで業務をカバー#問題解決型思考#効率的運用#ONとOFF#情報共有、などのワードをもとに日々の業務を遂行し、患者さんに提供する医療の質を高めています。

麻酔科の体制

川崎幸病院麻酔科は常勤医7名体制(日本麻酔科学会専門医・認定医)に加え、非常勤麻酔科医数名(日本麻酔科学会指導医・専門医・認定医など)で、 全身麻酔管理業務・集中治療室管理を日夜行っております。
当科では手術室(心臓専門・ハイブリッド手術室を含む)での麻酔管理をはじめ、アンギオ室での脳血管内治療における全身管理を行っています。 また、呼吸ケアチーム・緩和ケアチームに参加し、手術室外の診療に関しても尽力しております。
新病院移転以降、手術室は7室となり、2013年度は年間3,000件を超える多くの手術の実施が可能となりました。 さらに2014年度からは、病院方針である24時間365日のNo Refusal Policyに沿うために、時間外麻酔科対応体制をそれまでの前科共通1列体制から、 心臓血管外科系列1列・外科系列1列の2列体制としています。日勤帯手術枠もハイブリッド手術室を含む7部屋の全稼動のために、体制を拡張しました。 このため、2014年度以降の実施術総数は2013年度までと比してさらに大幅に増加し(年間約700症例の増加)、4,400件となりました。
当科の時間外シフトに関してですが、月曜から土曜日はドクターカー制度を有する心臓血管外科とその他外科担当を分け、2列体制としています(看護師は通年で2列のチーム制です)。 非常勤医の力も借りているため、担当時間に関しては0時交代を原則としています(17-24時、0-9時のように分かれています)。

麻酔科の体制 麻酔科の体制

麻酔科の体制 麻酔科の体制

治療実績

麻酔管理料手術症例および麻酔科施行手術(おもに脳脊髄液ドレナージカテーテル挿入術)の内訳を掲示します。

■総手術件数

総手術件数

 
  2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
総手術件数 3,715 4,400 4,395 4,624 5,152
麻酔科管理手術件数 2,871 3,638 3,691 4,055 4,603
IVR科(心外血管内治療) 172 207 175 - -
形成外科 61 72 17 87 135
外科 759 836 816 863 961
呼吸器外科 39 65 12 0 0
心臓血管外科 544 629 709 938 940
腎臓内科 7 1 2 4 16
整形外科 523 786 873 1014 1104
脳神経外科 234 204 209 263 263
泌尿器科 466 531 477 474 611
血管外科 - 229 249 150 138
婦人科 - - (9月-)59 234 353
麻酔科CSFD 66 78 93 6959

※2016年度、2017年度はIVR科と心臓血管外科は合算しております。

医師プロフィール

医師プロフィール 医師プロフィール

  • 麻酔科部長:髙山 渉
  • 麻酔科医長:梶谷 美砂
  • 麻酔科医師:片山 直彦
  • 麻酔科医師:須貝 隆之
  • 麻酔科医師:迫田 厚志
  • 麻酔科医師:松波 恵里佳
  • 麻酔科医師:井上 悠太郎
  • 麻酔科医師:宮﨑 紗衣子
  • 麻酔科医師:三橋 優登

放射線治療科

放射線治療科

放射線診断科

皆様へ

放射線診断科は様々な画像による検査・診断を行う部門です。放射線IVR科、臨床各科並びに放射線技術部門と緊密な連携のもとに運営されています。
放射線診断医とは、一般撮影、造影検査、CT、MRI、超音波断層像などの医用画像の診断を専門に行う医師です。日本医学放射線学会が定めた5年間の研修の後に所定の試験に合格することで放射線診断専門医を称することができます。私たちは単に画像を見るだけではなく、電子カルテで患者の症状や臨床検査データなどを参照しながら、あるいは主治医と相談しながら診断します。主治医から質問を受けることもあります。院内各診療科と定期・不定期にカンファレンスを開催しています。つまり、チーム医療の一員として診療に参加しています。このような中央診療部門の医師としては放射線診断医以外に麻酔科医や病理診断医が挙げられます。いずれも医療の質・専門性に密接に関与しており、石心会川崎幸病院がこの3職種すべてを常勤医で揃えているのは医療の質と専門性を重視しているからにほかなりません。

放射線診断科について

現在、常勤医は5名です。川崎幸病院、川崎幸クリニック、第二川崎幸クリニック、さいわい鹿島田クリニック、川崎クリニックの画像診断を担当しています。その他非常勤医には乳腺や心臓を専門とする放射線診断専門医がいます。病院と4つのクリニックに常勤医5名が分散すると各自の専門分野を生かせない危険性があります。そこで、川崎幸病院新築移転を機にそれぞれの画像診断室を一体化し、相互チェックが可能な体制で運営しています。このことで、医療の質を保つことができます。中央診療部門としては各診療科の要望にこたえるべく高度の放射線診断を提供したいと思います。日曜休日にもシフト勤務しています。 このことで診断報告書のより迅速な作成が可能となり、夜間検査分や休日検査分も含めても80%程度が検査当日に診断されています。厚生労働省が定める画像診断管理加算(Ⅱ)では翌診療日までに80%以上と規定されており、当院では基準を十分に満たしております。より迅速な画像診断による診療支援を行っております。診断はスピードです。
重大な所見を発見した場合には依頼医に電話または文書で連絡するようにしております。全検査の即時診断が理想であり、その体制構築に向けて人員募集も行っております。 4面モニターを採用しており、多数画像を同時に評価することが可能です。このことで効率的に画像診断することができます(写真)。
毎朝のERカンファレンスに参加しています。
インシデントレポートを元に症例検討を開催しています。
当院では院内死亡全例に対してAI (autopsy imaging) を行ない、死因究明に役立てています。

診断室

放射線診断科が扱う検査

川崎幸病院、川崎幸クリニック、第二川崎幸クリニック、さいわい鹿島田クリニック、川崎クリニックで行われるCT(6台)・MRI(5台)の診断(診断報告書の作成)を行っています。 MRIでは体幹部DWI検査(DWIBS,あるいは全身DWI検査などとも呼称されます)を行い、より低浸襲でより精度の高い検査を心がけております(図1)。 CTでは基本的に3方向の画像を作成し、病変検出・性状診断に活用しております(図2)。造影検査や一般撮影の一部も診断しています。
近隣医療施設からのオープン検査(一般撮影、造影検査、超音波、CT、MRI)も受けております。 当院の最新鋭の検査設備すべてを地域の先生方と共同利用することで、地域住民の健康を守り、効率の良い医療サービスの提供ができるように努力しています。 オープン検査をご希望の先生は地域医療連携室までご連絡ください。

診断室

図1)術後の多発転移を生じた患者さんです。化学療法が奏功し転移はほぼ消失しています。

診断室

図2)当院では3方向の画像作成を行い、より詳細に評価しています。

オープン検査件数推移

オープン検査とは

当院の検査機器を近隣医療機関の先生方にご利用いただき、治療・診断等に役立てていただくシステムのことです。
患者は当院で検査のみを受けていただきます。結果は、地域医療連絡室より近隣医療機関の先生方へてご連絡いたします。
重大な所見を認めた場合にはただちに依頼元医療機関に連絡いたします。緊急を要する場合には、患者が検査後に在院している場合には当院ER受診をお勧めしております。帰院後の場合には、依頼元医療機関または患者の自宅あるいは携帯電話に連絡いたします。

オープン検査ご依頼件数 推移

川崎幸病院は、2012年6月の新築移転とともに最新鋭のMRI・CT装置を導入し、MRI・CTともに装置2台での検査体制を整えました。これにより、地域の医療機関の先生方からのオープン検査のご依頼に対しても、従来よりも比較的スムースにお応えすることが可能となり、おかげさまで、より多くのご依頼をお受けすることができております。2017年10月には最新鋭の3テスラMRIを導入しています。 引き続き、先生方にご利用しやすいオープン検査を心がけて参りますのでよろしくお願い致します。

MRI検査年間ご依頼件数推移
(2013年~2017年)

MRI検査年間ご依頼件数推移(2013年~2017年)

CT検査年間ご依頼件数推移
(2013年~2017年)

CT検査年間ご依頼件数推移(2012年~2016年)

320列CTによる心臓CT

当院では2013年7月より、320列CTによる心臓CTのオープン検査を開始しております。

心臓CT検査年間ご依頼件数推移
(2013年~2017年)再掲

心臓CT検査年間ご依頼件数推移(2013年~2016年)

腹部・表在エコー検査年間ご依頼件数推移
(2013年~2017年)

腹部・表在エコー検査年間ご依頼件数推移(2013年~2017年)

医師プロフィール

  • 放射線診断科部長:信澤 宏
  • 放射線診断科顧問:伊藤 隆志
  • 放射線診断科医長:高柳 美樹
  • 放射線診断科医長:高瀬 博康
  • 放射線診断科医長:西城 誠

病理科

皆様へ

人が病気になると、治療の目的で病院を訪れることになります。病気には様々な原因があり、それが分からないと十分な治療、処置ができません。医師はあらゆる視点から原因を探ります。 そのために視診、聴診をはじめ、血液検査や尿検査、放射線画像、内視鏡検査等、多くの方法を駆使します。
病理科では尿検査、内視鏡検査等の方法により患者さんから採取された材料を元に、病気の原因を探る役割を担っています。 病理診断は疾患によっては病気の原因そのものを特定することになるので「最終診断」と表現されることもあります。 病理医は患者さんに直接お会いする機会はほとんどありませんが、適切な治療を提供するために臨床医を介して意識されないところで深く関与しています。

病理科の特色

病理科では細胞診、組織診、病理解剖を行っています。細胞診、組織診では、患者さんから採取された材料を観察に適した状態になるように処理を施してスライドガラス標本を作製し、顕微鏡で観察して診断を行います。 細胞診、組織診の区別は一般にはなじみがないかもしれません。簡単には個々の「細胞」を観察するのが細胞診で、各種細胞が集まって構成された臓器や腫瘍といった「組織」の一部分を観察するのが組織診です。

細胞診

尿や胸水・腹水(胸やお腹に貯まった液体)、喀痰といった液状あるいはそれに準ずる状態の検体から細胞を抽出して観察したり、また体の一部の表面をこすって材料を少しだけ採取して観察したりします。 多くの場合、痛みを全く、あるいはほとんど伴わない方法で材料が採取されるのが特徴です。時に細い針を刺して材料を採取するために痛みを伴うこともあります。 侵襲が少ないという長所がある反面、情報量が限られるため診断の確定が困難な場合もあります。ただし診断の確定が困難な場合でも、さらなる検査が必要か不要かといった方向付けには有効な手段です。

組織診

患者さんから組織を採取して観察します。皮膚の一部を切り取ったり、内視鏡を使い胃や腸から少量の組織を採取したりします。少量の組織を採取する場合は、一般的には治療ではなく診断をつけることを目的としています。これに引き続き切除が必要になった場合には、内視鏡で病変全体を一括で切除したり、外科的手術で病変を切除したりします。病変全体が切除された場合にも組織診は実施され、病変の性状、良性か悪性か、またその広がりなどを評価し、追加治療の必要性等についての判断基準の情報提供も行います。
材料採取後、組織標本を作製し診断に至るまで多くの工程を経なければならず、ある程度の日数が必要になります。それに対し、手術中に切除範囲の決定等の目的で短時間に診断をすることもあります。 これを術中迅速診断と言います。短時間で診断が可能ならすべての組織診も同じようにできないのかと疑問に感じられるかもしれませんが、術中迅速診断では手技上どうしても標本の質が悪くなり、得られる情報量が減少します。 その犠牲を払ってでも得られる情報が手術中に必要なために術中迅速診断は行われます。

病理解剖

患者さんが病気によりなくなられた時、ご遺族の承諾のもと解剖を行う場合があります。病理解剖は剖検とも呼ばれます。 病理解剖では病気の進行の程度や生前の診断が正しかったか否か、治療の効果・影響、死因などを調べます。 近年はCT, MRI等の画像技術が発達し、切開等の侵襲を加えることなく病気について推測できることは多くなりましたが、そのような今日においても剖検で調べることにより初めてわかる事実もあります。 病理解剖により明らかにされたことは残念ながらその患者さんの治療には生かせませんが、将来の医療への貢献が期待されます。

医師プロフィール

  • 病理科部長:寺戸 雄一

救急・総合診療部

皆様へ

川崎市の救急医療を支えます
川崎幸病院は、昭和48年(1973年)の開設以来、川崎市幸区を中心に川崎市南部および横浜市北部を診療圏とする民間急性期病院として活動し、平成17年(2005年)4月には救急部を設置し「断らない救急」を実践してきました。しかしながら、川崎市の救急対応は19の政令指定都市の中で3年連続ワーストワンとなり、川崎市は苦慮しておりました。その解決策として、「断らない救急」をこれまで実践してきた当院は、川崎市長より「川崎市重症患者救急対応病院」に指定され、平成24年(2012年)に新築移転とともに増床の承認を得ました。これを受けて、私たちは川崎市民の皆様のこれまでの救急医療に対する不安を少しでも解消し、診療科にこだわらない救急医療を実践すべく、2012年9月1日より「救急・総合診療部」を発足し、救急医療体制を変革いたしました。

  • 「救急部」から「救急・総合診療部」へ診療科名を変更しました。
    救急患者さんの初期診療を担当する診療科名を「救急部」としていましたが、救急車搬送による救命的処置が必要な方だけを対象としている印象を持たれがちです。私たちが目指す救急医療は、高度先進医療による救命処置は当然ですが、軽症の患者さん、他院で断られた患者さん、どの病院、どの診療科を受診してよいかわからない方など広く門戸を開き、患者さんを全身的に診る「救急・総合診療部」となりました。
  • 救急・総合診療部を全科で支えます。
    「救急部」は救急専門医が中心に診療する体制でしたが、「救急・総合診療部」は、初期診療に対応する医師、その医師をサポートする看護師および救急救命士である救急コーディネーター(EMT)、そしてその診療内容を最終的に決定する経験豊富な上級医師がかかわり、さらに必要に応じて専門の各診療科医師が連携をとることにより、当院の全診療科・全医師が診療に参加し24時間365日、安心、安全な医療を提供いたします。
  • 断らない救急を実践します。
    川崎幸病院は、高機能病院へと分化しましたが、医療の原点である「すべての患者さんのために、断らない医療を実践する」ことに全職員が一丸となって取り組んでいます。
    No refusal policy ! (受け入れ要請は断りません)

救急外来(ER)受診の流れ

救急外来(ER)受診の流れ

各診療科専門医師の診療体制

脳血管センター(脳神経外科)、心臓病センター(循環器科)、川崎大動脈センター(心臓血管外科)、消化器センター(消化器内科・外科)の各医師は24時間常駐しております。また、その他の専門科医師も待機しており、夜間休日でも必要時に専門医師が対応いたします。

ホールディングベッド

救急外来フロア内に24時間経過観察ができるベッドとして14床のホールディングベッドがあります。病棟ベッドが満床の場合の待機ベッドとしても使用いたします。

救急外来(ER)受診の際のご注意とお願い

  • 救急・総合診療部が扱う主な病気は小児救急、産科、精神科救急を除く救急疾患です。
  • 当院に一般外来はなく、すべてERで診察いたします。よって、初療は原則として救急・総合診療部の医師が行います。
  • 重症患者がいらした場合や診療内容により、診察の順番が前後する場合があります。お待ち頂くこともございますので、ご了承ください。
  • 薬の処方は、原則として1日分となります。診察なしで薬は処方いたしません。
  • 担当医が当院ERでの再診を必要と判断した場合を除き、川崎幸クリニック、第二川崎幸クリニック、川崎クリニック、 さいわい鹿島田クリニックおよび他の医療機関での再診をお願いしています。
  • 入院が必要な場合でも、当院のベッドが満床の場合や専門診療科が無い場合には、他の医療機関をご紹介することがあります。

救急・総合診療部の特色

川崎幸病院救急・総合診療部では専門を問わずに患者の受け入れを行っています。
救急外来受診者総数は年間2万人以上であり、そのうち救急・総合診療部の受診者数は1万7千人以上であり、また、1万台以上の救急車を受け入れ、昼夜休日を問いません。
救急・総合診療部は救急初療室3室、診察室7室、ホールディングベッド14床を有しており、初療、経過観察、入院をスムースに行えます。

当院は年間5千件以上の手術を行っていますが、そのうち千件近くが緊急手術として行われています。
一般的な血液検査、心電図、レントゲン検査などのほか、以下の検査も常時可能です。

  • 高性能CTスキャン
  • MRI検査
  • 心臓カテーテル検査
  • 脳血管撮影
  • 内視鏡検査(胃カメラ、大腸ファイバー)

救急科専門医は常勤1名ではありますが、当院スタッフ全員が救急・総合診療部であると自負し救急医療にあたっています。そのため救急担当医と各専門医の連携は良好です。
救急・総合診療部医師による初療の後に専門診療が必要となる患者さんは、各専門医師に委ねられることになります。各専門科については別ページをご参照下さい。

診療実績

外来患者来者数(/年) 40,806
うち救急外来受診患者数 22,335
外来患者来者数(/日) 111.8
救急車搬送件数(/年) 10,252
在院患者数(/日) 299.1
新規入院患者数(/月) 933.0
平均在院日数 9.7
手術件数(/年) 5,153
うち緊急手術件数 943
病理解剖件数(/年) 8

診療実績

医師プロフィール

  • 副院長 兼 診療部部長 兼 外科部長:後藤 学
  • 外科副部長 兼 救急・総合診療部 部長代行:成田 和広
  • 循環器内科副部長 心臓病センター 副センター長:伊藤 賀敏
  • 循環器内科医長:羽鳥 慶
  • 外科医師:井上 貴博
  • 消化器内科医師:十倉 淳紀
  • 外科医師(シニアレジデント):左近 龍太
  • 外科医師(シニアレジデント):富澤 悠貴
  • 消化器内科医師:粟田 裕治(シニアレジデント)

内視鏡センター

皆様へ

内視鏡センターは、日本消化器内視鏡学会指導医の指導のもと、内視鏡診断・治療に関する先進医療を提供しております。消化管領域に関しては、狭帯域光観察(NBI)や拡大内視鏡等の最新機器を用いて正確な診断を行い、内視鏡的粘膜下層剥離術等の低侵襲な内視鏡治療を行っております。胆道膵臓領域では、内視鏡的胆管膵管造影検査(ERCP)や超音波内視鏡検査(EUS)の症例数も多く、巨大結石や積み上げ結石に対する内視鏡的乳頭ラージバルーン拡張術や感染性膵仮性嚢胞等に対する超音波内視鏡下嚢胞ドレナージ術等の先進的な治療も行っております。地域からのニーズの多い緊急内視鏡検査に関しても、医師、看護師、技師がチームとなり、24時間安全に検査が行える体制をつくっており、消化管出血に対する内視鏡的止血術や急性胆管炎に対する内視鏡的胆道ドレナージを行っております。当センターでは、苦痛のない検査が出来るように常に高い意識をもち、専門的な内視鏡診断・治療で地域医療に貢献出来るように日々診療しております。

内視鏡センターの特色

  • 24時間緊急内視鏡検査を行える体制を整えております。
    受け入れ先が困難になる場合もある吐血や下血している救急患者さんも、当センターでは24時間受け入れ可能であり、必要あれば緊急で内視鏡的止血術を行っております。
  • 十分なリカバリースペースを設置しています。
    安全で苦痛のない検査を常に心掛けておりますが、鎮静剤や鎮痛剤を希望された場合にも安全に使用できるように、血圧や血中酸素濃度をモニターしながら検査を行い、外来患者さんでも十分に休んでから帰宅出来るようにリカバリースペースを設置しております。
  • 最新の内視鏡機器を用いてより正確な診断を行っております。
    早期癌にて対して拡大内視鏡や超音波内視鏡、狭帯域光観察(NBI)等にてより正確な診断を行い、それに基づいて治療を行っております。また、これまで暗黒の大陸と呼ばれていた小腸に関しても、カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡を用いて検査を行っております。
  • 高度な専門的治療を行っております。
    早期癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術等の低侵襲な内視鏡治療を行っております。急性胆管炎や胆管狭窄に対する内視鏡的胆道ドレナージ術も行っておりますが、急性胆嚢炎に対しても、抗血小板剤の内服や腹水貯留等にて経皮経肝胆嚢ドレナージが出来ない場合は、内視鏡的経乳頭的胆嚢ドレナージ術も行っております。

受診を希望される方

一般外来

一般外来のご予約・お問い合わせはこちら

オープン検査

登録医の先生からも、検査を予約することができます。

登録医一覧

医師プロフィール

消化器内科部門

呼吸器部門

感染制御科

医師プロフィール

感染制御科 部長 兼 臨床研修部 部長:根本 隆章

皆様へ

医学、医療の進歩により、多くの重篤疾患の治療が可能となり、また高度な外科的治療もおこなわれるようになりました。外科的手術を行った後や重症患者さんの治療のために、人工血管や人工関節、血管内カテーテルなどの人工物が挿入されることも多々あります。 これらの医療行為は、病気を治療するために必要な処置ですが、その反面、感染症を初めとする様々なリスクが存在します。 ヒトの皮膚や消化管内には様々な細菌が常在しており、このような侵襲的な医療行為の中で、感染症をゼロにすることは現実的には困難です。 そのような場合に、不幸にも生じてしまった感染症に迅速かつ正確に対応する必要があります。 今日の医療事情において、これらの感染症の予防や治療は各診療科ごとの対応に加 えて病院全体にわたる横断的対策が重要です。
社会・経済の発展により生活環境も整備され、平均余命も年毎に延び、わが国は、未曾有の高齢化社会を迎えています。高齢者はそれだけで免疫力が低下し、感染症に罹患しやすくなります。このような場合、治療が難しくなることがあります。 また、抗菌薬を使用すれば、抗菌薬が効きにくい(効かない)細菌が増えてしまう現実もあり、実際に耐性菌問題は年々、深刻化してきております。このように感染症を取り巻く環境は複雑化しており、より専門的な知識が必要となってきております。
感染制御科では、専門的見地より、耐性菌の出現を最小限にしつつ、かつ、患者さんの治療のリスクを最小限にするような治療のかじ取りをお手伝いさせていただいております。
全ての患者さん及びそのご家族、さらには当院で働く医療従事者が院内で感染症にかからないように対策をたて、より迅速な対応と病院内の環境衛生の向上を目的に実働的な役割も担っております。
感染制御科は、院内感染症の予防と治療に万全を期すべく、各診療科医師、看護師、薬剤師、その他の職員らと連携し業務を行っています。
患者そして家族ならびに全職員を感染による問題から守り、笑顔と幸せに貢献することを理念とし診療を行っています。

感染制御科の特色

  • 耐性菌の検出状況を確認、感染症流行時対応、職員への感染対策教育を行い、臨床現場で感染対策をスムーズに実施できるように取り組んでいます。
  • 各科で対応困難な感染症の症例のコンサルテーションを受け、実際に診察を行い、感染症専門医としての治療アドバイスを行っております。
  • 血液培養陽性例、広域抗菌薬長期使用例は全例介入し、適切な治療が行われているか、適宜専門的見地からのアドバイスを行っております。
  • 総合内科医としての活動として、毎朝行われているERカンファレンスで初期研修医にフィードバックを行っております。
  • 初期研修医に必要と思われる基礎的な内容に関して、週3回(月 水 金)、お昼の時間帯に30分程度のベーシックレクチャーを行っております。

診療実績

表1 月別ICT介入数と血液培養提出数

ICT介入数 血液培養
提出数
2セット
採取率
血液培養
コンタミ率%
1 34 297 84.8 1.7
2 34 348 96 2.9
3 38 365 94.2 4.9
4 23 315 90.8 2.2
5 33 360 93.9 3.9
6 44 383 89.3 4.2
7 47 368 92.2 4
8 50 370 94.1 4.1
9 30 421 96.8 4.5
10 36 444 95.5 2.9
11 44 436 99.6 3
12 39 345 96.2 3.5
総数 452 4452
月平均 38 371 93.6 3.5

表2 ICT活動によるMRSA感染率と特定抗菌薬使用金額の減少効果

2016年 2017年 前年比 減少率
MRSA感染率(‰) 29.4 2.34 79.6 -20%
MRSA罹患率(‰) 29.4 1.73 58.8 -42%
メロペネム使用金額(円) 7419491 4497997 60.6 -40%
バンコマイシン使用金額(円) 4569845 4396669 96.2 -4%

※MRSA感染率:MRSA感染者(発症者)/年間の総入院患者数
(前年からの感染患者を含めたデータ)
※MRSA罹患率:期間内新規MRSA感染者数/年間の総入院患者数