お知らせ (ICLS)

【看護部研修 院内迅速対応システム】

2018-06-26  ICLS

実は・・・ICLSインストラクターはICLSコース以外にも活動しております。

院内迅速対応システム(RRS=Rapid Response System)ってご存知ですか??

多くの「急変」には前兆があるという点に着目したシステムです。

心停止に陥る前の状態変化(重症化する前に)を早期に認識し、早期介入できるか?がとても大切と言われています。

当院も昨年からRRSを導入し、院内に浸透すべく地道に活動を開始しました。

ICLSは主に心停止に対する最初の10分間の蘇生トレーニングを目的としたコースなので、若干趣旨とは違うのですが…。院内心停止を未然に防ぐことができたら患者さんのためになる!という、心停止に至る前の対応についても力を入れてみよう!という目的もあります。

 今回は、教育委員からご依頼をいただいてスタッフⅠ(部署でリーダーを始めるスタッフ)にRRSの研修を行いました。RRSの概要と当院のシステム(起動基準や起動フロー)を刷り込む(笑)講義から始まり、グループに分かれてシミュレーションを行いました。シミュレーションは、患者設定を伝えて患者の評価(Primary Survey)を行い、他者への報告はSBARを意識して報告することを実践してもらいました。研修担当となったICLSインストラクターも普段とは違い、心停止前の患者という設定なのでICLSコースより色々な知識を駆使しながら受講生からの質問に対応していました。

 このような研修は初めてだったので反省点もあったのですが、【心停止前の状態変化に気づく】【困ったときのRRS】ということを覚えてもらえたらいいね〜!とインストラクターで話していました。心停止前からの対応スキルも向上すべく川崎幸ICLSチームは日々精進しております!!