2026.05 15 金曜日 お役立ち
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薬剤師が教える「成分」で選ぶセルフケア術 ~解熱鎮痛薬編~

ドラッグストアに並ぶたくさんの薬を前に、「どれを選べばいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?

自分の不調を理解し、最適な市販薬でケアすることを「セルフメディケーション」と呼びます。
薬は心強い味方ですが、成分によって得意なこと・苦手なことが異なります。

今回は、発熱や痛み止めの代表格である、
「ロキソプロフェン」と「アセトアミノフェン」について解説します。
自分にぴったりのセルフケアを見つけましょう。

「ロキソプロフェン」は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類されます。

「アセトアミノフェン」は、解熱鎮痛薬です。非ステロイド性抗炎症薬ではありません。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)とは?

抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を有する薬剤の総称です。

代表的なものにロキソプロフェン、イブプロフェン、ジクロフェナクなどがあります。

飲み薬(錠剤・粉薬)だけでなく、湿布や塗り薬などの「外用薬」にも多く含まれています。

また、同じNSAIDsの分類でも、成分によって効き目の強さ・長さなどの違いがあります。

痛みや熱、炎症の原因物質であるプロスタグラジンの発生を抑え、痛みや熱の“もと”の合成を抑制することで炎症による症状を和らげます。

脳の体温調節を司る部分や、痛みの伝達に関わる中枢神経に作用することで、熱や痛みを和らげます。
炎症を抑える効果はほとんどありません。

胃腸や腎臓に影響を与えることがあり、他の薬との飲み合わせでさらに増強することもあります。
アセトアミノフェンと比較して、胃腸が弱い方は注意が必要です。

比較的安全とされていますが、過剰摂取によりまれに肝障害を招く恐れがあります。
またアルコールの摂取でそのリスクは高くなります。

・解熱鎮痛薬や風邪薬で喘息を起こしたことがある方

・出産予定日12週以内の妊婦

・15歳未満の子供

・胃/十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、心臓病にて治療中の方

・血液異常を指摘されている方

・本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある方    など

・解熱鎮痛薬や風邪薬で喘息を起こしたことがある方

・本剤の成分でアレルギー症状を起こしたことがある方   など 

<例>
・歯痛/抜歯後の痛み
・関節痛
・ぎっくりなどの腰痛 
・捻挫
・痛みが強い生理痛
・強い喉の痛み  など

<例>
・発熱
・頭痛
・軽い喉の痛み
・全身のだるさ
・関節の違和感
・胃腸が弱い方
・小さいお子様や妊婦(購入前に医師・薬剤師にご相談下さい)  など

※注意※
添付文書上の効能・効果の文言はほぼ同じです。また効果の現れ方には個人差があります。

自分に合った市販薬(OTC医薬品)を上手に使い分けることは、自分の体を大切にする『セルフメディケーション』の第一歩です。

ただし、薬は『今の症状を一時的に和らげるもの』でもあります。

“どの薬を選べば良いか不安”と思ったら、お近くの薬局の薬剤師へ相談ください。

正しい知識で、健やかな毎日を一緒に守っていきましょう。

監修:川崎幸病院 薬剤部 DI担当

参考資料:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(https://www.pmda.go.jp/)、公益社団法人日本薬剤師会(https://www.nichiyaku.or.jp/)、(株)南江堂「今日の治療薬2025」、第一三共ヘルスケア(株)(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/)、アリナミン製薬(株) 健康サイト(https://alinamin-kenko.jp/)

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