大動脈センター(大動脈外科)の募集要項及び諸条件について

川崎幸病院 大動脈センター(大動脈外科) 医師募集

常勤医師募集 専攻医募集はこちら

診療科紹介

現在、病院見学受入可能です。(2023.10.1更新)

日本一の大動脈手術症例数を誇ります。我こそはと言う方はお問い合わせください。

各科の目標や志

大動脈疾患の治療に特化した専門施設であること、すべての大動脈疾患に対して安全で効果的な治療を行うことのできる施設であること、を理念としています。

期待される医師像

大動脈外科の手術は、心臓血管外科の手術の中でも技術的に難しいものが多く、また、患者の数が、一般の心臓外科の手術と比べるとはるかに少ないことから、ひとつの病院での手術件数が極端に少ない手術です。難しいうえに、症例が少ないのですから、外科医からしてみれば“うまくなる可能性が極めて低い”手術です。 実際、大学病院などの心臓外科でも、大動脈手術件数の非常に少ないところでは、手術成績が極端に不良であるところがあります。私たちには、このような手術の治療成績をあげて、しかも若い医者の教育を確実に行うことが求められています。手術技術を標準化し、成績を向上させ、それを後輩に伝える。これが私たちの使命です。そしてさらに、その後輩が自らの力で大動脈医療をさらに発展させていくことができる土壌をつくることです。哲学を身につけ、確実な手術技術を身につけた後輩には、今度は自分の力で大動脈医療を発展させていって欲しいと思っています。

診療科の特徴

当センターは大動脈瘤・大動脈解離の治療を専門に行っている国内唯一の医療センターです。すべての大動脈瘤・大動脈解離に対して、また手術困難といわれているハイリスク患者や超高齢者に対する手術も行っています。2003年に国内初の大動脈専門施設として開設以来、大動脈疾患に特化した診療を続けています。治療実績、特に手術件数においては国内最多の実績を誇ります。当センターに手術をご依頼される紹介病院は北海道から沖縄まで全国におよび、また全国より患者さんご自身やご家族が大動脈疾患の治療のために来院されます。過去14年間の大動脈診療患者数は約2万1000人、大動脈手術件数は約7000件です。医師は国内外での豊富な大動脈手術経験をもつ専門医を多数そろえ、大動脈診療に精通した専属の看護師・臨床工学技士・理学療法士と共に、最高レベルの大動脈診療を実践しています。また、2012年に新築移転した新病院では、世界でも類を見ない規模の大動脈専用手術室および大動脈専用集中治療室を備えた大動脈疾患専用の病棟フロアで、患者さんの診療を行っています。

診療実績

設備等の紹介

川崎大動脈センターは専用フロアに58床の専用病棟(ICU8床、HCU8床を含む)と、大動脈専用手術室3室(ハイブリッド手術室1室を含む)で、24時間365日、大動脈疾患の診療に対応しています。

取得可能な専門医

心臓血管外科専門医(専門医認定機構基幹施設)
外科専門医
ステントグラフト実施医
ステントグラフト指導医

応募いただく医師へのメッセージ

年齢・経験不問です。意欲と志があればOKです。血管吻合、開心手術の経験がなくても、当センターのプログラムに従って4-5年間で一般開心手術(冠動脈手術、弁膜症手術)および胸部大動脈手術の執刀医を目指します。ステントグラフトについては当センターIVR科でトレーニングを行います。

募集求人内容

募集科目

大動脈外科

雇用形態

常勤医師

勤務地

川崎幸病院

給与・待遇

経験等を考慮し、当院規定に準拠します。

保険・福利厚生

・社会保険完備
・24時間保育所完備
・社宅制度有
・図書室完備
・医療文献等データベース(複数サービス)有
・リゾートトラスト系、他保養所利用
・社宅補助(入居費用・賃金において規定金額補助有)
・その他

※勤務医包括賠償責任保険は各自にてご加入ください。

専攻医募集

後期研修内容

後期研修の特色

川崎幸病院大動脈センターでは、大動脈外科を目指す医師に対して、以下のような専修課程を設けています。

1:初期研修を修了した者(後期研修医)
川崎幸病院・心臓血管外科での後期研修(連動型・5年間)は、新専門医制度において、板橋中央総合病院または東京医科歯科大学の連携施設研修となります。川崎幸病院・心臓血管外科での後期研修を希望する初期研修医は、初期研修修了までに基幹施設への申請が必要となりますので、詳細に関しては大動脈センターコーディネーターまでお問い合わせください。また、外科専門医取得については、川崎幸病院・外科および関連施設での後期研修期間において外科専門医を取得します。

2:新専門医制度のプログラム変更により川崎幸病院・心臓血管外科での研修を希望する医師

3:心臓血管外科専門医取得後(7年目以降)の研修を希望する医師


日本外科学会・新専門医制度について


詳しくはこちら

専門医の取得について

心臓血管外科専門医習得について(旧専門医制度)

外科専門医または認定医を既に習得している医師
川崎幸病院大動脈センターは心臓血管外科専門医認定機構における認定修練施設(基幹施設)であり、年間300例以上の心臓血管外科手術症例を有します。このため、卒後修練期間7年を有し、かつ外科学会専門医または認定医を習得している医師については、心臓血管外科専門医の受験資格が得られます。

後期研修プログラム

研修プログラム

1〜2年次:
川崎幸病院・心臓血管外科における研修は心臓血管外科の診断・手術手技・術後管理の基礎を習得することを目的とします。診断は大動脈疾患にとどまらず、虚血性心疾患・弁膜症等の心疾患の診断を習得します。手術手技については、指導医とペアを組んで、心臓外科手術に必要な開胸操作、人工心肺装着(cannulation)、止血閉胸操作を確実に施行でき、かつ比較的難易度の低い手術については指導医のもと執刀を行うことを目指します。術後管理では、水分電解質管理・栄養管理・感染管理の基礎を習得し、加えて循環管理・呼吸管理を確実に行うことを目標とします。

3〜5年次
基本的な開心手術(冠動脈バイパス手術・弁置換手術等)および大動脈手術(上行大動脈置換および下行大動脈置換等)、またステントグラフト手術等を指導医の元に執刀することを目指します。術後管理においては指導的立場での管理を行います。川崎幸病院・心臓血管外科における手術全般にわたる執刀医を務め、レジデントに対して術後管理、基本的手術手技の指導を行います。5年終了後、心臓血管外科専門医を取得します。


【学会・研究活動】
原則的に日本外科学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本血管外科学会、アジア心臓血管外科学会の会員となり、学術総会に参加しています。また、各学術総会ではシンポジウムを中心に積極的に発表を行っています。学術論文は指導医のもと、The journal of thoracic and cardiovascular surgery, The annals of thoracic surgeryをはじめ、国内外の主要雑誌への投稿を行っています。さらに、他施設との共同研究についても積極的に参加することを推奨しています。

【各種検討会】
月~土 8:00~ 術前手術症例検討会
月~土 8:35~ ICUカンファレンス
毎土曜 7:45~ 抄読会(JTCS等)
毎月曜 18:30~ 手術検討会
毎水曜 18:00~ 重症症例検討会
不定期 死亡症例検討会

募集求人内容

募集科目

大動脈外科

給与・待遇

病院規定に従い卒後年次により決定します。

3年目  約832万円
4年目  約1020万円
5年目  約1040万円
6年目  約1065万円
7年目以降 約1094万円以上

【宿舎】
希望者に対して用意します。病院規定により住宅手当を支給します。

保険・福利厚生

社会保険・厚生年金・雇用保険

問い合わせ先

学生・研修医・研修を終了した医師の如何にかかわらず、随時大動脈センターの手術見学および施設見学をお受けしています。見学希望の方は、大動脈センターコーディネーターまでご連絡下さい。

連絡先

〒212-0014
神奈川県川崎市幸区大宮町31番27
社会医療法人財団石心会 川崎幸病院 
TEL:044-544-4611(代表)
FAX:044-541-0127

担当者

川崎大動脈センターコーディネーター

メールアドレス

kawasaki@daidomyaku.com  ※特定電子メール法に基づき、特定(営業目的)メールの送信はご遠慮ください。

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