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当院循環器内科顧問の長尾建医師が、米国心臓協会学術集会(AHA2016)にて最優秀演題賞を受賞しました。

2016年12月13日

AHA と国際蘇生協議会(ILCOR)は、2000年に「心肺蘇生と救急心血管治療のための国際ガイドライン2000」を報告しました。その後ILCORAHA は、科学的にEBMを検証し5年ごと国際ガイドラインを改変しています。2005年には国際ガイドライン2005 (CoSTR 2005)を、2010年 には、国際ガイドライン2010 (CoSTR 2010)を、2015年 には、国際ガイドライン2015 (CoSTR 2015)を報告しました。

我が国でも、これらの国際ガイドラインに基づき心肺蘇生と救急心血管治療ガイドラインを5年ごとに改変し実施しています。そこで、長尾医師らは、これらの国際ガイドライン2000, 改変2005, 改変2010が、我が国の院外心停止傷病者の転帰を改善したか否かを検証しました。対象は世界に類を見ない我が国の大規模ウツタイン集計データ120万人の院外心停止傷病者とし、社会復帰率を国際ガイドライン2000版実施時代、2005年版実施時代、2010年版実施時代に3分し比較しました。この社会復帰率は、国際ガイドライン2000年版実施時代に比較し2005年版実施時代が1.6倍、2010年版実施時代が2.3倍と改善した報告しました。

この大規模臨床研究(日本循環器学会の蘇生科学小委員会で実地)が、米国心臓協会学術集会(AHA2016)から最優秀演題賞を受賞され、AHADaily News (20161113)の第1面に掲載されました。→掲載ページへのリンク


AHAILCORは,科学的な検証に基づく「心肺蘇生(CPR)と救急心血管治療(ECC)のためのガイドライン」を公表しています。これは,米国をふくむ世界の蘇生法のバイブルで、市民、救急隊員、医療従事者、医療機関等の教育とトレーニングに広く用いられています。