治療が可能ながん
放射線治療の適応について
がんの転移があるかどうか(他の臓器まで転移しているか)、がんの広がり方・進行具合によって放射線治療が適応かどうかが決まります。また患者さんの今までのがんの治療歴や治療経過も加味して、放射線治療が有効かどうかを判断します。
治療対象
放射線治療が適用になるポイントは次の2つになります。
- 病巣の範囲が限局している
- 所属リンパ節領域を含めても一定の照射範囲内に収まること
放射線治療の対象となるがん
- 脳腫瘍(原発性、転移性)
- 頭頸部腫瘍(上顎がん、上・中・下咽頭がん、舌がん、他の口腔がん、喉頭がん)
- 乳がん
- 肺がん、縦隔腫瘍
- 食道がん
- 肝・胆・膵がん
- 直腸がん、肛門がん
- 子宮頸がん、子宮体がん
- 前立腺がん、膀胱腫瘍
- 骨腫瘍(原発性、転移性)
- 悪性リンパ腫
- 小児がん
放射線治療の適応の高い疾患
頭頸部腫瘍、乳がん、肺がん、食道がん、前立腺がん、転移性の骨腫瘍・脳腫瘍
手術前・後に適応される疾患
結腸・直腸がんなど
化学療法と併用して適応される疾患
悪性リンパ腫など