心原性ショックに対する最新の循環補助装置
「IMPELLA(インペラ)」を導入しました
当院では2019年9月から、循環補助用心内留置型ポンプカテーテル IMPELLA (インペラ)が使用可能になりました。
IMPELLA (インペラ)は心原性ショックの患者に適応される循環補助装置です。
心原性ショックとは、急性心筋梗塞、心筋症、心筋炎など心疾患が原因でショック状態に陥った状態で、院内死亡率 30~50%と言われる重篤な病態です。
治療手順
インペラ(IMPELLA)とは先端に軸流ポンプを装着したカテーテルを経皮的に大腿動脈もしくは鎖骨下動脈から左室内に挿入し、その軸流ポンプを用いて左心室内から大動脈に血液を汲み出すことで、低下した自身の心ポンプ機能を補助する装置です。 急性心筋梗塞や心筋症、心筋炎など、急激な心機能の低下に伴う心原性ショックに対し循環補助のために使用します。
提供:日本アビオメッド株式会社
治療効果
主に救急の現場で威力を発揮し、これまでは回復が難しかったような症例でも、救命の確率が非常に高くなっています。 また、短時間で挿入することが可能となり、緊急を要する急性心筋梗塞の治療法として大きな効果が考えられます。