署名活動に関するお知らせ

お知らせ

  • 川崎幸病院は、署名活動の目的にしていた唯一の「川崎市重症患者救急対応病院」に決定しました。ご協力ありがとうございました。地域の皆様のご支援に感謝します。
  • 病院は、2012年6月1日をもって新築移転オープンいたしました。
    新病院でも、「断らない救急」を実践し、且つ新しく増える62床のベッドを活用して年間救急車1万台(市内トップ)の受け入れを目標にします。

誰が救急病床を必要としているか?

川崎市議会に請願を行いました(2011年10月11日現在)

地域にお住まいの皆さん、ご自身やご家族が急病で自宅から救急車で病院にはこばれる事態になったとき、すぐに希望の病院に到着できるとお考えですか?答えは残念ながらノーです。

救急車内待機時間、川崎市は19政令指定都市中3年連続ワーストワン

救急車が患者宅に到着して、病院が受け入れるまでの時間が30分以上かかる件数を国が19ある政令指定都市を対象に調査して発表したところによると川崎市はなんと直近の3年間連続ワーストワンとなったのです。

市立病院の使われない病床を民間病院へ

市立病院の使われない病床を民間病院へ

川崎市は、この様な事態を重く見て複数の対策を打ち出しました。その目玉の1つが、市立病院(市立川崎、市立井田病院)の使われない病床62ベッドを南部保健医療圏内(川崎区・幸区・中原区)にある1乃至2の民間病院に重症救急病床(小児・周産期を除く)として使ってもらおうという方針です。 それというのも南部医療圏では、県が5年ごとに定める保健医療計画で病床過剰地域とされ、勝手に病床を増やせないからです。でも実態は、川崎区と中原区が大幅な過剰地域、幸区は極端な過少地域、つまり幸区は割を食っている不幸な地域なのです。 (右記グラフ参照)だから、川崎区・中原区の市立病院の病床を減らした分を全て幸区の病院に移行させてこそ、市の今回の政策の趣旨が生きるというものではないでしょうか?

重症救急病床の応募資格は、占床率85%以上 年間600台以上の救急車受け入れです

重症救急病床の応募資格は、占床率85%以上 年間600台以上の救急車受け入れです

川崎幸病院の平成22年度の一般病床占床率は95%で市内トップです。年間救急車の受け入れ件数は4587件で市内2位です。応募資格はハイレベルでクリアしています。(右記グラフ参照)

救急ベッド不足病院ランキング

救急ベッド不足病院ランキング

救急ベッドが不足しているかどうかを簡単に見るには、ベッドあたりの救急車受入数を見れば大まかには分かります。 右記グラフは100べッドあたりの救急車受け入れ件数のランキングを示したグラフです。そして、大事なことは、中原分院を統合し、今回募集の62ベッドの全てが新川崎幸病院のベッドとして加わってもこの順位は変わらないことです。 それほど、川崎幸病院は、救急ベッドが不足しているのです。したがって、今回の募集に当たり、市立病院の余剰病床62床全てを新川崎幸病院に欲しいと申し入れました。建物としてはそれでも十分に余裕があります。

中原区に病床は必要か? 病床が真に足りない区は?

今、川崎市では、応募病院が応募資格を有しているかの審査と、ベッドの配分の検討に入っているものと思われます。「配分」というのは、今回、我々の他に中原区から1病院が応募しているからです。 私達は、この病院がどの様な理由で応募したのかは分かりません。しかし、市立病院の病床を削ってまで病床過剰地域の病床をさらに増やす事がどんな意味を持つのでしょうか?幸区の極端なベッド不足を解消する事が緊急にやるべきことです。 その意味で、全ての病床を新川崎幸病院が取得することは、我田引水でもなんでもなく、救急車の受け入れ実績から見ても川崎市の抱える救急問題の解決に一番の近道となるのです。

救急車を断らない病院作りに支援の手を!

これまで、私達はこうした状況の改善を病院の努力だけでやろうとして何年も市や、県や、国に働きかけてきました。 そうした中で、今回、新病院建設のこのタイミングに川崎市が重症救急病床の募集に踏み切ったことは、私達が目標とする救急車を断らない病院作りにとって千載一遇のチャンスと考えていますが、 もはや、一病院の力だけでは、状況の改善は限界に来たと考え、市民の皆さんに訴えることに踏み切りました。私達は今、幸区に住む全ての人々の署名を集めきる覚悟でいます。その上で、川崎市当局にお願いしようと考えています。 どうか、私達の運動に支援の手を差し伸べてください。私達に賛同して頂ける方にはぜひ署名を、そして知人・友人・ご家族の方の署名が集まるようご協力をお願い致します。

資料

  • 重症救急医療を担う病院ランキング
    今回の募集は、小児・周産期を除くとしています。それでは、そのような一般の救急における重症とはなにか?それは、一刻を争う命にかかわる脳または、心臓の血管の急病です。その多くを、どの病院が担っているか?グラフがすべてを語っています。
  • お問い合わせ
    〒212-0014 神奈川県川崎市幸区大宮町31番地27
    川崎幸病院 地域医療連携室
    電話:044-544-4638  担当:高橋
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    ご署名のために頂いたお名前の個人情報は、署名の目標達成および関連する事項以外の為に使用することはありません。また、署名提出先以外の第三者に開示・提出することはございません。署名簿の管理は、川崎幸病院にて適切に行います。