臨床指標データ

日本病院会QIプロジェクト

QI(Quality Indicator)とは、“医療の質の目安となる指標”です。

川崎幸病院は、日本病院会QIプロジェクト に参加しています。

日本病院会QIプロジェクトは、各々の病院が測定した患者満足度や死亡退院患者率などの自院のデータを経時的に公表しながら、向上のためのあらゆる努力をし、結果として医療の質を改善することを目的とした事業です。
自院でQIの数値を時系列的に追いながら、取り組み(科ごと、医師ごと、病棟ごとのパフォーマンス)を数値で可視化(見える化)することが改善の原動力になります。

臨床指標データ

臨床指標データ

一般-1-a 患者満足度(外来患者)満足

分子:「この病院について総合的にはどう思われますか?」の設問に満足と回答した外来患者数
分母:患者満足度調査に回答した外来患者数

指標の説明

受けた治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者の満足度をみることは、医療の質を測るうえで直接的な評価指標の重要な一つです。

値の解釈

より高い値が望ましい

一般-1-b 患者満足度(外来患者)満足またはやや満足

分子:「この病院について総合的にはどう思われますか?」の設問に満足またはやや満足と回答した外来患者数
分母:患者満足度調査に回答した外来患者数

指標の説明

受けた治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者の満足度をみることは、医療の質を測るうえで直接的な評価指標の重要な一つです。

値の解釈

より高い値が望ましい

一般-2-a 患者満足度(入院患者)満足

分子:「この病院について総合的にはどう思われますか?」の設問に満足と回答した入院患者数
分母:患者満足度調査に回答した入院患者数

指標の説明

受けた治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者の満足度をみることは、医療の質を測るうえで直接的な評価指標の重要な一つです。

値の解釈

より高い値が望ましい

一般-2-b 患者満足度(入院患者)満足またはやや満足

分子:「この病院について総合的にはどう思われますか?」の設問に満足またはやや満足と回答した入院患者数
分母:患者満足度調査に回答した入院患者数

指標の説明

受けた治療の結果、入院期間、安全な治療に対する患者の満足度をみることは、医療の質を測るうえで直接的な評価指標の重要な一つです。

値の解釈

より高い値が望ましい

3 死亡退院患者率

指標の説明

どの病院でも、死亡退院患者率を把握できますが、病院単位での医療アウトカムを客観的に把握するシステムは存在しません。 医療施設の特徴(職員数、病床数、救命救急センターや集中治療室、緩和ケア病棟の有無、平均在院日数、地域の特性など)、入院患者のプロフィール(年齢、性別、疾患の種類と重症度など)が異なるため、この死亡退院患者率から直接医療の質を比較することは適切ではありません。

値の解釈

より低い値が望ましい

4-a 入院患者の転倒・転落発生率

指標の説明

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。 転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。 転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。 こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

値の解釈

より低い値が望ましい

転倒による損傷レベル

レベル 説明
1 なし 患者さんに損傷はなかった。
2 軽度 包帯、氷、創傷洗浄、四肢の拳上、局所薬が必要となった。またはあざ・擦り傷を招いた。
3 中軽度 縫合、ステリー・皮膚接着剤、副子が必要となった。または筋肉・関節の挫傷を招いた。
4 重度 手術、ギプス、牽引、骨折を招いた・必要となった。または神経損傷・身体内部の損傷の診察が必要となった。
5 死亡 転倒による損傷の結果、患者さんが死亡した。
6 UTD 記録からは判定不可能。

4-b 入院患者の転倒・転落による損傷発生率(レベル2以上)

指標の説明

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。 転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。 転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。 こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

値の解釈

より低い値が望ましい

転倒による損傷レベル

レベル 説明
1 なし 患者さんに損傷はなかった。
2 軽度 包帯、氷、創傷洗浄、四肢の拳上、局所薬が必要となった。またはあざ・擦り傷を招いた。
3 中軽度 縫合、ステリー・皮膚接着剤、副子が必要となった。または筋肉・関節の挫傷を招いた。
4 重度 手術、ギプス、牽引、骨折を招いた・必要となった。または神経損傷・身体内部の損傷の診察が必要となった。
5 死亡 転倒による損傷の結果、患者さんが死亡した。
6 UTD 記録からは判定不可能。

4-c 入院患者の転倒・転落による損傷発生率(レベル4以上)

指標の説明

入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。 転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者に傷害が発生した損傷発生率と、患者への傷害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。 転倒・転落による傷害発生事例の件数は少なくても、それより多く発生している傷害に至らなかった事例もあわせて報告して発生件数を追跡するとともに、それらの事例を分析することで、より転倒・転落発生要因を特定しやすくなります。 こうした事例分析から導かれた予防策を実施して転倒・転落発生リスクを低減していく取り組みが、転倒による傷害予防につながります。

値の解釈

より低い値が望ましい

転倒による損傷レベル

レベル 説明
1 なし 患者さんに損傷はなかった。
2 軽度 包帯、氷、創傷洗浄、四肢の拳上、局所薬が必要となった。またはあざ・擦り傷を招いた。
3 中軽度 縫合、ステリー・皮膚接着剤、副子が必要となった。または筋肉・関節の挫傷を招いた。
4 重度 手術、ギプス、牽引、骨折を招いた・必要となった。または神経損傷・身体内部の損傷の診察が必要となった。
5 死亡 転倒による損傷の結果、患者さんが死亡した。
6 UTD 記録からは判定不可能。

5-a 褥瘡発生率

指標の説明

褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。 そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つにとらえられ、1998年からは診療報酬にも反映されています。

値の解釈

より低い値が望ましい

転倒による損傷レベル

レベル 患者さんの状態
d0 皮膚損傷・発赤なし
d1 持続する発赤
d2 真皮までの損傷
D3 皮下組織までの損傷
D4 皮下組織をこえる損傷
D5 関節腔、体腔に至る損傷
D6 深さ判定が不能の場合

5-b 褥瘡発生率(2.0%以上を除く)

指標の説明

褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者の QOL の低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治癒が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。 そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つにとらえられ、1998年からは診療報酬にも反映されています。

値の解釈

より低い値が望ましい

転倒による損傷レベル

レベル 患者さんの状態
d0 皮膚損傷・発赤なし
d1 持続する発赤
d2 真皮までの損傷
D3 皮下組織までの損傷
D4 皮下組織をこえる損傷
D5 関節腔、体腔に至る損傷
D6 深さ判定が不能の場合

6 紹介率

指標の説明

地域医療支援病院の定義とあわせています。紹介率とは、初診患者に対し、他の医療機関から紹介されて来院した患者の割合です。一方、逆紹介率とは、初診患者に対し、他の医療機関へ紹介した患者の割合です。 高度な医療を提供する医療機関にだけ患者が集中することを避け、症状が軽い場合は「かかりつけ医」を受診し、そこで必要性があると判断された場合に高い機能を持つ病院を紹介受診する、そして治療を終え症状が落ち着いたら、 「かかりつけ医」へ紹介し、治療を継続または経過を観察する、これを地域全体として行うことで、地域の医療連携を強化し、切れ間のない医療の提供を行います。つまり、紹介率・逆紹介率の数値は、地域の医療機関との連携の度合いを示す指標です。

値の解釈

より高い値が望ましい

7 逆紹介率

指標の説明

地域医療支援病院の定義とあわせています。紹介率とは、初診患者に対し、他の医療機関から紹介されて来院した患者の割合です。一方、逆紹介率とは、初診患者に対し、他の医療機関へ紹介した患者の割合です。 高度な医療を提供する医療機関にだけ患者が集中することを避け、症状が軽い場合は「かかりつけ医」を受診し、そこで必要性があると判断された場合に高い機能を持つ病院を紹介受診する、そして治療を終え症状が落ち着いたら、 「かかりつけ医」へ紹介し、治療を継続または経過を観察する、これを地域全体として行うことで、地域の医療連携を強化し、切れ間のない医療の提供を行います。つまり、紹介率・逆紹介率の数値は、地域の医療機関との連携の度合いを示す指標です。

値の解釈

より高い値が望ましい

8 尿道留置カテーテル使用率

指標の説明

尿路感染症は医療関連感染の中でも最も多く、約 40%を占め、その 80%が尿道留置カテーテルによるもの、すなわち CAUTI(catheter-associated urinary tract infection)です。 医療機関で起こる血流感染の 15%は CAUTIの合併症であると推計されており、その寄与死亡率は 15%を超えます。CAUTI のリスクは医療機関、部署、患者の特性に左右されますが、エビデンスレベルが高い予防策の実施により、CAUTI の 65%‐70%は予防可能と推計されています。

9 救急車・ホットラインの応需率

指標の説明

救急医療の機能を測る指標であり、救急車受け入れ要請のうち、何台受け入れができたのかを表しています。本指標の向上は、救命救急センターに関連する部署だけの努力では改善できません。 救急診療を担当する医療者の人数、診療の効率化、入院を受け入れる病棟看護師や各診療科の協力など、さまざまな要素がかかわります。

値の解釈

より高い値が望ましい

10 特定術式における手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

指標の説明

手術後に、手術部位感染(Surgical Site Infection : SSI)が発生すると、入院期間が延長し、入院医療費が有意に増大します。SSI を予防する対策の一つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術開始から終了後 2~3 時間まで、 血中および組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで、SSI を予防できる可能性が高くなります。このため手術執刀開始の1時間以内に、適切な抗菌薬を静注することで、SSIを予防し、入院期間の延長や医療費の増大を抑えることができると考えられています。 手術前に感染症のあることがわかっている患者は除外し、術式も冠動脈バイパス手術、その他の心臓手術、股関節人工骨頭置換術、膝関節置換術、血管手術、大腸手術、子宮全摘除術の 7 つの術式における手術開始 1 時間以内の予防的抗菌薬の投与率を示しています。 注射薬だけでなく内服薬も抗菌薬の対象としています。

値の解釈

より高い値が望ましい

11 特定術式における術後24時間以内(心臓手術は48時間)の予防的抗菌薬停止率

指標の説明

手術後に、手術部位感染(Surgical Site Infection : SSI)が発生すると、入院期間が延長し、入院医療費が有意に増大します。SSI を予防する対策の一つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術開始から終了後 2~3 時間まで、 血中および組織中の抗菌薬濃度を適切に保つことで、SSI を予防できる可能性が高くなります。このため手術執刀開始の1時間以内に、適切な抗菌薬を静注することで、SSIを予防し、入院期間の延長や医療費の増大を抑えることができると考えられています。 術式は「特定術式における手術開始前 1 時間以内の予防的抗菌薬投与率」と同様に、冠動脈バイパス手術、その他の心臓手術、股関節人工骨頭置換術、膝関節置換術、血管手術、大腸手術、子宮全摘除術の 7 つ、注射薬だけでなく内服薬も抗菌薬の対象としています。

値の解釈

より高い値が望ましい

13 退院後6週間以内の救急医療入院率

指標の説明

患者の中には、退院後 6 週間以内に予定外の再入院をすることがあります。その背景としては、初回入院時の治療が不十分であったこと、回復が不完全な状態で患者に早期退院を強いたこと、などの要因が考えられます。

値の解釈

より低い値が望ましい

14 急性心筋梗塞患者における入院後早期アスピリン投与割合

指標の説明

急性心筋梗塞において、血小板による血管閉塞および心筋との需要供給関係の破綻、心筋のリモデリングが問題であり、過去の報告から抗血小板薬およびβ-遮断薬の投与が必須であることはいうまでもありません。 過去の欧米のガイドラインにおいても、急性期におけるアスピリンおよびβ-遮断薬の処方は、ClassⅠとなっています。これらは心筋梗塞量の減少やイベント抑制にかかわっているため、医療の質を示すのには適した指標と考えられます。

値の解釈

より高い値が望ましい

15 急性心筋梗塞患者における退院時アスピリン投与割合

指標の説明

急性心筋梗塞は通常発症後 2~3ヶ月以内に安定化し、大多数の患者は安定狭心症または安定した無症候性冠動脈疾患の経過を辿ります。 心筋梗塞発症後の長期予後を改善する目的で、抗血小板薬、β‐遮断薬、ACE阻害薬あるいはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、スタチンなどの投与が推奨されています(日本循環器学会ガイドライン http://www.j-circ.or.jp)。 ガイドラインでは「禁忌がない場合のアスピリン(81-162mg)の永続的投与」となっていますが、ここでは便宜的に心筋梗塞で入院した患者の退院時アスピリンの処方率をみています。この処方率は海外の医療の質の評価指標としても採用されており、広く認識された指標であるといえます。

値の解釈

より高い値が望ましい

16 急性心筋梗塞患者における退院時βブロッカー投与割合

指標の説明

急性心筋梗塞は通常発症後 2~3ヶ月以内に安定化し、大多数の患者は安定狭心症または安定した無症候性冠動脈疾患の経過を辿ります。 心筋梗塞発症後の長期予後を改善する目的で、抗血小板薬、β‐遮断薬、ACE阻害薬あるいはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、スタチンなどの投与が推奨されています(日本循環器学会ガイドライン http://www.j-circ.or.jp)。 この処方率は海外の医療の質の評価指標としても採用されており、広く認識された指標であるといえます。

値の解釈

より高い値が望ましい

17 急性心筋梗塞患者における退院時スタチン投与割合

指標の説明

急性心筋梗塞は通常発症後 2~3ヶ月以内に安定化し、大多数の患者は安定狭心症または安定した無症候性冠動脈疾患の経過を辿ります。 心筋梗塞発症後の長期予後を改善する目的で、抗血小板薬、β‐遮断薬、ACE阻害薬あるいはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、スタチンなどの投与が推奨されています(日本循環器学会ガイドライン http://www.j-circ.or.jp)。 この処方率は海外の医療の質の評価指標としても採用されており、広く認識された指標であるといえます。

値の解釈

より高い値が望ましい

18 急性心筋梗塞患者における退院時のACE阻害剤もしくはARB

指標の説明

急性心筋梗塞は通常発症後 2~3ヶ月以内に安定化し、大多数の患者は安定狭心症または安定した無症候性冠動脈疾患の経過を辿ります。 心筋梗塞発症後の長期予後を改善する目的で、抗血小板薬、β‐遮断薬、ACE阻害薬あるいはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、スタチンなどの投与が推奨されています(日本循環器学会ガイドライン http://www.j-circ.or.jp)。 この処方率は海外の医療の質の評価指標としても採用されており、広く認識された指標であるといえます。

値の解釈

より高い値が望ましい

19 急性心筋梗塞患者におけるACE阻害剤もしくは投与割合

指標の説明

急性心筋梗塞は通常発症後 2~3ヶ月以内に安定化し、大多数の患者は安定狭心症または安定した無症候性冠動脈疾患の経過を辿ります。 心筋梗塞発症後の長期予後を改善する目的で、抗血小板薬、β‐遮断薬、ACE阻害薬あるいはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、スタチンなどの投与が推奨されています(日本循環器学会ガイドライン http://www.j-circ.or.jp)。 この処方率は海外の医療の質の評価指標としても採用されており、広く認識された指標であるといえます。

値の解釈

より高い値が望ましい

20 脳卒中患者のうち第2病日までに抗血栓治療を受けた患者の割合

指標の説明

脳梗塞急性期における抗血栓療法として、発症 48 時間以内のアスピリン投与が確立された治療法となっています。 また、米国心臓協会(AHA)/米国脳卒中協会(ASA)急性期脳梗塞治療ガイドライン 2013 では、脳梗塞急性期における抗血小板療法として、アスピリンを脳梗塞発症から 24〜48 時間以内に投与することを推奨しています(クラス I,エビデンスレベル A)。 したがって、適応のある患者には第 2 病日までに抗血栓薬の投与が開始されていることが望まれます。

値の解釈

より高い値が望ましい

21 脳卒中患者の退院時、抗血小板薬を処方した割合

指標の説明

非心原性脳塞栓(アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞など)や非心原性一過性脳虚血発作(TIA)では、再発予防のために抗血小板薬の投与が推奨されています。 わが国の脳卒中治療ガイドライン 2009 では、「現段階で非心原性脳梗塞の再発予防上、最も有効な抗血小板療法(本邦で使用可能なもの)はアスピリン 75-150mg/日、 クロピドグレル 75 mg/日(以上、グレード A)、シロスタゾール 200 mg/日、チクロピジン 200 mg/日(以上、グレードB)である」と書かれています。したがって、適応のある患者には抗血小板薬の投与が開始されていることが望まれます。

値の解釈

より高い値が望ましい

22 心房細動を診断された脳卒中患者への退院時の抗凝固薬の処方

指標の説明

心原性脳梗塞での再発予防には抗凝固薬の投与が推奨されています。わが国の脳卒中治療ガイドライン 2009では、「弁膜症を伴わない心房細動(NVAF)のある脳梗塞または一過性脳虚血発作(TIA)患者の再発予防では、 ワルファリンが第一選択であり、INR を 2.0-3.0 に維持することが推奨される(グレード A)。70 歳以上の NVAF のある脳梗塞または TIA 患者では、INR 1.6-2.6 が推奨される(グレード B)。出血性合併症は INR 2.6 を超えると急増する(グレード B)」と書かれています。 したがって、適応のある患者には抗凝固薬の投与が開始されていることが望まれます。

値の解釈

より高い値が望ましい

23 脳梗塞における入院後早期リハビリ実施症例の割合

指標の説明

脳卒中患者では早期にリハビリテーションを開始することで、機能予後をよくし、再発リスクの増加もみられず、ADL の退院時到達レベルを犠牲にせずに入院期間が短縮されることが分かっています。 わが国の脳卒中治療ガイドライン 2009 では、「廃用症候群を予防し、早期の ADL 向上と社会復帰を図るために、十分なリスク管理のもとにできるだけ発症後早期から積極的なリハビリテーションを行うことが強く勧められている(グレード A)」と書かれています。 したがって、適応のある患者には早期からリハビリテーションが開始されていることが望まれます。

値の解釈

より高い値が望ましい

24 喘息入院患者のうち、吸引ステロイドを入院中に処方された割合

指標の説明

喘息患者においては、吸入ステロイド薬とピークフローモニタリングによる自己管理が治療の基本となります。また、急性発作期にはステロイド薬の内服や点滴が必要です。

値の解釈

より高い値が望ましい

診療科別症例数トップ5