EMT科

特色

2008年に救急救命士が救急コーディネーターとしてERに配置され、主に医師や看護師業務のタスクシフトを拡大していき、ERの効率化と病院理念である「断らない救急」を実践してきました。
現在はこの救急コーディネーター業務以外に、DrCar搬送や転院搬送、大型商業施設や大規模一般企業へのPre-hospital搬送など、救急救命士資格を活かせる院外業務も拡大させています。
そして生涯教育の体制を整えて院内救命士の質を担保しながら、「日本一の院内救命士チーム」を目指して院内外の実績を積み重ねていきます。

業務内容

  1. 救急隊からの患者受入れ要請の電話対応とトリアージ
  2. 救急センターでの診療・処置・検査を行う医療職への介助
  3. 満床時や専門治療のための転院先手配と転院搬送
  4. DrCar搬送
  5. Pre-hospital搬送(大型商業施設、大規模一般企業、患者自宅)
  6. 各診療科医師への入院コンサルテーション
  7. 院内研修(救急救命処置や放射線診断医による読影研修など)
  8. 症例検討会、事後検証会開催
  9. 院内急変時対応
  10. アメリカ心臓協会認定BLSプロバイダーコース運営(同法人職員、一般市民)
  11. アメリカ心臓協会認定BLSインストラクターコース運営(同法人職員)
  12. 日本救急医学会認定ICLSコース運営(同法人職員、一般市民)
  13. 院内スタッフ対象の簡易型外傷初期対応コース開催
  14. 復職支援者・職業体験者対象の簡易型BLSコース開催
  15. 病院内の防災・災害活動

業務風景

読影研修の写真

読影研修の写真

放射線診断医による読影研修。画像の捉え方を基礎から応用まで学んでいます。

EMT科が管理している病院救急車

EMT科が管理している病院救急車

EMT科が管理している救急車は3台。この3台でDrCar・Pre-hospital搬送・転院搬送を対応し、年間1000件の出動を目標に搬送業務を拡大しています。

Pre-hospital搬送の現場活動訓練

Pre-hospital搬送 現場活動訓練

病院に勤務していると救急救命士が本来活躍できる病院前救護に携わる事が出来ません。そこで近隣の大型商業施設や大規模一般企業とアライアンスを結び、行政救急車ではなく川崎幸病院の救急車で院内救命士が出動し現場活動を行い当院に搬送します。

取り組み

  • 病院内研修の構築
  • 救急救命士単独の業務拡大
  • 救急センター内の移管業務拡大
  • 救急科との院内メディカルコントロール立ち上げ
  • 全スタッフが民間認定救急救命士資格を取得・更新可能な生涯教育プログラムの策定
  • 国庫補助事業(病院救急車活用モデル事業)への参入

実績

DrCar

DrCar

紹介元の病院や施設まで当院医師が同乗し患者をお迎えに行く搬送です。
① 紹介元から患者の紹介
② 該当診療科専門医師+救急救命士(EMT科)で出動
③ 救急車内で治療を行いながら搬送

運用診療科
  • 川崎大動脈センター:
    急性大動脈解離A・B型、胸腹部大動脈瘤破裂など
  • 川崎心臓病センター:
    心肺停止、急性心筋梗塞、弁膜症など
  • 脳血管センター  :
    くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、硬膜下血腫など
  • 救急センター   :
    救急センターからの緊急の転院搬送、Pre-hospital搬送や近隣開業医からの紹介患者お迎えなど

    ※(1)~(3)は緊急性が高く専門的治療が必要な重症患者を対象
    ※ 4科のDrCarを365日24時間3台同時に出動可能

目的

紹介元で専門医が病態と画像を確認し帰院後の対応を決定する
治療を車内で開始し帰院してから行う事を減らし、手術までの時間を短縮させる
行政救急車を利用しない
行政救急車ではないので紹介元病院の医師は同乗不要
紹介元病院は紹介先を探す必要がない
病院前救護での早期救急医介入(救急センターDrCar)

出動範囲
出動範囲

片道2時間圏内の関東全域~東海にかけて、要請があれば10分以内に出動します。

DrCarの歴史
2012年6月
川崎大動脈センターとEMT科でDrCar運用開始
2013年9月
心臓病センター・脳血管センターが加わり3科体制へ
2015年4月
DrCar2台体制開始
2017年6月
DrCar出動件数1000件突破
2019年12月
DrCar3台体制開始
2020年1月
救急センターが加わり4科体制へ
2020年2月
DrCar出動件数2000件突破
DrCar

DrCarは3台保有しており、3台同時に出動する事もあります。

院内救命士を考えている方々へ

院内救命士の更なる発展に一番重要な部分は「教育」だと考えています。救急救命士は消防勤務を想定された国家資格のため、養成学校では病院で勤務するための教育を受けていません。EMT科は要請学校では学べない、病院搬送後の観察やアセスメント方法、各種データや画像の捉え方、医療機器の使用方法など、病院内で活躍し続けられるための知識を全スタッフで学び共有していきます。
院内救命士の業務を発展させたい方、救急救命士として知識や技術を向上させたい方、院内救命士に興味がある方は是非とも当科の業務見学にお越し下さい。

スタッフ紹介

スタッフ紹介

構成人数(2020年7月1日現在)

  • 20名(男性12名、女性8名)

認定資格者

  • 民間認定救急救命士 5名
  • 気管内挿管認定救急救命士 1名
  • ビデオ喉頭鏡認定救急救命士 1名
  • 薬剤投与認定救急救命士 1名
  • ブドウ糖投与認定救急救命士 1名
  • アメリカ心臓協会認定BLSファカルティ 1名
  • アメリカ心臓協会認定BLSインストラクター 4名
  • 日本救急医学会認定ICLSインストラクター 3名
  • 日本救急医学会認定JPTECインストラクター 3名
  • 日本災害医学会認定MCLSインストラクター 1名
  • 患者搬送・安全走行指導管理者 1名
  • 患者搬送・安全走行ドライバー 2名
  • 二級自動車整備士 1名
  • 乙種危険物取扱者 1名
  • 丙種危険物取扱者 1名
  • 第二級陸上特殊無線技士 2名

科長紹介

EMT科 科長 蒲池 淳一

蒲池 淳一

EMT科 科長

略歴

  • 2005年 国士舘大学卒業
  • 2009年 川崎幸病院 勤務

所属学会

  • 日本救急医学会
  • 日本医療教授システム学会
  • 日本臨床救急医学会

認定資格

  • BLSファカルティ
  • ICLSインストラクター
  • 民間認定救急救命士
集合写真

EMT科は救急救命士だけの部署としてチームワークを大切にしています。上下関係がなく働きやすい雰囲気も当科の特徴です。

堀口 慎正

EMT科 副科長

略歴

  • 2000年 湘央生命科学技術専門学校 卒業
  • 2013年 川崎幸病院 入職

認定資格

  • 患者搬送・安全走行指導管理者
  • 民間認定救急救命士

菱沼 啓泰

EMT科 主任

略歴

  • 2007年 湘央生命科学技術専門学校 卒業
  • 2014年 川崎幸病院 勤務

所属学会

  • 日本救急医学会
  • 日本臨床救急医学会

認定資格

  • 民間認定救急救命士
  • 乙種危険物取扱者
  • 第二級陸上特殊無線技士

土屋 梨香

EMT科 主任

略歴

  • 2013年 帝京大学 卒業
  • 2013年 川崎幸病院 入職

所属学会

  • 日本救急医学会
  • 日本臨床救急医学会

認定資格

  • 民間認定救急救命士

土井 大海

EMT科 副主任

略歴

  • 2015年 公務員ビジネス専門学校 卒業
  • 2017年 川崎幸病院 入職

所属学会

  • 日本救急医学会
  • 日本臨床救急医学会

認定資格

  • 民間認定救急救命士