3分で解る大動脈瘤・大動脈解離
大動脈瘤・大動脈解離とは?
どうすれば良いのか?
病院ではどのような診療を行うのか?
治療実績・治療成績は病院間で大きな差があります。ご自身がかかっている病院の実績を確認することが必要です。治療方針に納得がいかなかったり、不安がある場合には、躊躇せずセカンドオピニオン(別の病院で意見を聴く事)を受けることが推奨されています。
まだ、CT検査などの大動脈瘤の検査を受けていない方
60歳を過ぎると大動脈瘤が発生している可能性が高くなります。特に、高血圧や喫煙歴のある方は要注意です。一般の検診や人間ドックなどではCT検査を行わない場合が多く、大動脈瘤を発見することはできません。また、胸部レントゲンや超音波検査でも大動脈瘤が見つからないことあります。ぜひ、60歳以上の方は、CT検査(自費)を受けることをお勧めします。
手術実績
全国から患者さんが受診されています
大動脈瘤は命にかかわる病気です。
川崎幸病院・川崎大動脈センターでは一日の外来受診で、検査・診断・治療方針の決定・病状と治療の説明等をすべて行います。
通常の病院のように何度も検査や病状説明を受けるために何度も通院する必要がありません。
なぜ、川崎大動脈センターなのか?
大動脈瘤・大動脈解離の専門医療センター
当センターは大動脈瘤・大動脈解離の治療を専門に行っている国内唯一の医療センターです。
すべての大動脈瘤・大動脈解離に対して、また手術困難といわれているハイリスク患者や超高齢者に対する手術も行っています。2003年に国内初の大動脈専門施設として開設以来、大動脈疾患に特化した診療を続けています。
国内最多の診療実績
治療実績、特に手術件数においては国内最多の実績を誇ります。当センターに手術をご依頼される紹介病院は北海道から沖縄まで全国におよび、また全国より患者さんご自身やご家族が大動脈疾患の治療のために来院されます。過去10年間の大動脈診療患者数は約1万5000人、大動脈手術件数は約3000件です。
最高レベルの技術と設備
医師は国内外での豊富な大動脈手術経験をもつ専門医を多数そろえ、大動脈診療に精通した専属の看護師・臨床工学技士・理学療法士と共に、最高レベルの大動脈診療を実践しています。また、2012年に新築移転した新病院では、世界でも類を見ない規模の大動脈専用手術室および大動脈専用集中治療室を備えた大動脈疾患専用の病棟フロアーで、患者さんの診療を行っています。
川崎大動脈センターとは?
- 国内最多の手術症例数と治療実績をもつ、国内唯一の大動脈疾患治療の専門施設です。
- 24時間の緊急手術対応はもとより、超高齢者や臓器合併症をもつハイリスクの患者さんに対しても、豊富な経験にもとづいた安全な手術により良好な治療成績をあげています。
- 手術治療(外科部門:心臓血管外科専門医・専属看護師・専属臨床工学士)およびステント治療(血管内治療部門:放射線科医・循環器内科医・専属臨床工学士)を行い、医師・看護師・臨床工学士は、豊富な大動脈疾患診療経験をもつスタッフです。
- 当センター専用手術室・当センター集中治療室(ACU:Aortic Care Unit・16床)・専用フロアの専用病棟(42床)を設置しており、すべての大動脈疾患に24時間対応しています。
川崎大動脈センターにおける大動脈治療の特色は?
- 開胸・開腹手術/ステントグラフト治療の両者に対応
大動脈の手術は、患者さんの状態と病状を考慮して、開胸・開腹手術かステントグラフト治療かの選択を適切に行っています。両者とも国内最多の実績を持ちます。 - 複合手術を必要とする高難易度の大動脈手術
大動脈解離と大動脈瘤の合併、あるいは冠動脈疾患・弁膜症等の心疾患の合併など、複合手術を必要とする患者さんにも対応しています。 - 超高齢者・ハイリスク患者に対する大動脈手術
90歳以上の超高齢者あるいは透析患者さんや脳梗塞等、重症合併症のある患者さんに対する大動脈手術を行っています。 - 再手術・再々手術等の困難症例に対する手術
過去に心臓手術や大動脈手術を受けた患者さんに対する大動脈の再手術、あるいは再々手術にも対応しています。 - ステントグラフト治療不成功例に対する根治的大動脈手術
過去に大動脈瘤に対してステントグラフト治療を行ったにもかかわらず、病状が進行し、再治療が必要となった患者さんに対する根治手術を行っています。
現在受診している病院で「治療は困難」あるいは「治療は不可能」と言われた患者さんの多くが、当センターで手術治療が可能となっています。
お問い合わせは?
川崎幸病院・川崎大動脈センターにお電話ください
コーディネーターが受診案内を行います。
紹介状は不要です。
外来日は土曜日終日、完全予約制です。
ただし、患者さんのご都合により、平日・休日・夜間も臨時外来を行っています。