No refusal policy!~受け入れ要請は断りません!~


本当のいわゆる営業はしたことないが、患者を紹介してくれる医師を訪問する”営業”は何度もした。
先日訪問した医師からこんな礼を言われた。
川崎大動脈センターは最初に電話に出た職員の方がその場で受け入れOKの返事をしれくれるので大変助かっている」。
そりゃそうだろう。夜間当直を一人でやっていて他病院へ転送しなくてはならい急患が来たら、患者の処置・家族に対する病状説明・転送病院探しなどを一人で同時にやらなくてはならない。ところが主だった病院に電話しても、当直事務から当直看護師に回されて、当直医につながるのに数分は待たされる。当直医に電話がつながっても、当直医は、手術執刀医への連絡、麻酔科への連絡、手術室が対応可能かの確認、病棟に空きベッドがあるかの確認、等々を行わなくてはならいないから、実際に患者を受け入れられるかどうかの返事ができるまでには20-30分はかかる。その間、紹介医はじっと待つしかない。結果が受け入れ不可能となれば、また別の病院に電話をして同じことを最初から行う羽目になる。結局受け入れ先が決まるまでに1-2時間というのも稀ではない。
そう考えると、電話を受けた事務当直が「受け入れます!」と即答することの素晴らしさは経験した者のみぞ知る!である。
え、受け入れた後に対応できないとなったらどうするかって?
そんなこと今まで一度もないから大丈夫!!

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