月別アーカイブ: 2015年10月

大動脈解離~治療方針②~

手術適応の根拠 以下の死亡率が手術を行うかどうかの根拠となっています 死亡率 保存治療 手術治療 急性A型大動脈解離 55.9% 26.6% 急性B型大動脈解離 9.6% 32.1% ※つまり、保存療法(手術をしない)場 … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 大動脈解離~治療方針②~ はコメントを受け付けていません。

大動脈解離~治療方針~

時期と病型により治療方針が決まります。 手術治療 手術が必要な状態とは以下のような場合です。 急性A型大動脈解離 緊急手術 急性B型大動脈解離 瘤径が5cm以上・分枝の血流障害・切迫破 慢性A型大動脈解離 瘤径が5cm以 … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 大動脈解離~治療方針~ はコメントを受け付けていません。

大動脈解離~症状~

約70%~80%に胸背部痛があります。 手術を行わない場合(未治療の場合)の急性大動脈解離での合併症は発生率は以下のとおりです。 狭心症・心筋梗塞 3-7% 脳虚血 3~7% 上肢虚血 2~15% 下肢麻痺 4% 腸管虚 … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 大動脈解離~症状~ はコメントを受け付けていません。

大動脈解離~破裂頻度と統計~

A型急性大動脈解離 手術をおこなわなかった場合の死亡率は、発症より24時間以内が20%、48時間で30%、1週間で40%、1ヶ月で50%が死亡する。 解離の偽腔は将来瘤化する可能性がある。 遠位側の偽腔が閉塞する率は、1 … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 大動脈解離~破裂頻度と統計~ はコメントを受け付けていません。

大動脈解離~分類~

時期による分類 急性期  2週間以内 亜急性期 3週間から2ヶ月以内 慢性期  2ヶ月以降 部位による分類 Stanford A型 Stanford B型

カテゴリー: 編集者 | 大動脈解離~分類~ はコメントを受け付けていません。

大動脈解離~定義~

大動脈解離は、大動脈内膜に生じた亀裂から血液が内膜に流入し、外層と内層に解離させていく疾患。Stanford A型と Stanford B型に分類されます。

カテゴリー: 編集者 | 大動脈解離~定義~ はコメントを受け付けていません。

胸部大動脈手術3000例突破!

この度、川崎大動脈センターでは、2015年8月17日に 胸部大動脈手術が3000例を突破いたしました。 10月10日には、3000例を記念し川崎日航ホテルにて祝賀会が行われました。 今後も患者さんのために最善の治療を行っ … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 胸部大動脈手術3000例突破! はコメントを受け付けていません。

腹部大動脈瘤~治療法③~

実際に移植する人工血管の長さはおよそ10~15cmです。人工心肺装置は使用しません。輸血もほとんどの場合必要ありません。手術時間はおよそ1時間半から3時間です。

カテゴリー: 編集者 | 腹部大動脈瘤~治療法③~ はコメントを受け付けていません。

腹部大動脈瘤~治療法②~

小切開手術は腸管を移動させることが無いため、術後腸管の動きが悪くなることがほとんど無く、すぐに食事を開始することができます。実際の手術は、全身麻酔下で腎動脈の遠位側で腹部大動脈を遮断し、大動脈瘤を切除した後、その部分に人 … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 腹部大動脈瘤~治療法②~ はコメントを受け付けていません。

腹部大動脈瘤~治療法~

川崎大動脈センターでは、小切開(10cm以下)による手術をおこなっています。これまでの腹部大動脈瘤の手術は、腹部を20cmほど切開し、腸管を圧迫(あるいは移動)する手術をおこなっていたため、術後、腸管の動きが悪くなり、食 … 続きを読む

カテゴリー: 編集者 | 腹部大動脈瘤~治療法~ はコメントを受け付けていません。