■大動脈瘤とは
痛みを伴わず大動脈の一部が「こぶ(瘤)」のように膨らんでしまう病気。
腹部にできる腹部大動脈瘤、胸部にできる胸部大動脈瘤、胸部から腹部にまたがってできる胸腹部大動脈瘤などがあります。
この瘤はある一定の大きさ(5~6cmといわれています)になると血管が破裂する可能性が増大します。
動脈が破裂すると体内に大出血を起こし、手術をおこなっても救命することが困難になります。
治療法はこぶの部分を人工血管に置き換える手術と、血管にステントグラフトを挿入して血流を維持する方法があります。