正しい病院を選ぶ選び方の一つに「治療実績の多い病院を選ぶ」があります。
近年、多くの病院が病院ホームページで手術件数を公表するようになりました。
受診前には必ずその病院の治療実績(1年間の大動脈瘤手術件数等)を確認してください。
公表していない病院を受診する際は、外来担当医に治療実績を確認することが必要です。
大まかな目安として胸部大動脈手術、腹部大動脈手術、ステントグラフト内挿手術が年間それぞれ100件以上、合計300件以上行っている病院であれば十分な実績のある病院と言えます。
一方、大動脈瘤の合計手術件数が年間100件以下の病院は治療を受ける上で適切とは言えません。
「大動脈疾患」というのは、心臓血管外科の中でもあまり多くない症例です。
しかし、手術は難しい。そのため、どのような疾患もやっている施設では、普段から大動脈疾患を診ることは少ないので、いざ大動脈疾患の患者さんが来た時に対応ができないこともあります。
川崎大動脈センターは、大動脈瘤・大動脈解離の治療を専門に行っている国内唯一の治療センターです。手術は毎日行っており、救急患者さんも断りません。
昨年は569件の手術を行っており、国内トップの治療実績のあるセンターです。