ステントグラフト治療

ステントグラフトについてお話します。

〔大動脈瘤と診断されたら・・・〕

手術治療のみ行っている施設であれば、一般にステントグラフトが良いであろうと思われる例でも、手術を勧められる場合があります。

同様にステントグラフトが主で、手術治療はほとんど行っていない施設では、一般に手術治療が良いであろうと思われる場合にもステントグラフト治療を勧められる事が多いと思われます。

ステントグラフト治療と手術治療の両方をバランスよく行っている施設で適切な診断、治療を受けることをお勧めします。

〔ステントグラフトって・・・?〕

ステント:心臓カテーテル治療などで使われる金属製の骨格でできた筒状のバネ
グラフト:合成繊維でできた薄い人工血

〔治療方法〕

足の付根から動脈内にカテーテルを入れ、放射線イメージをみながら胸部や腹部の動脈瘤の部分に留置します。

この方法だと両脚の付け根(ソケイ部)を数cm切開するだけで治療が行えるため、胸部や腹部を大きく切開する必要がなくなり、患者さんの体に対して、より少ない負担で動脈瘤の治療ができるといわれています。

 

治療をする上で、適応基準を満たしていないといけないため、

治療を検討されている方は担当医の先生にご相談下さい。

また、当院ではセカンドオピニオンもお受けしております。

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