医者の感じ取る力。

外科医というのは自分が手術をする患者やその家族から信頼されていないと仕事にならない。ましてや命に直結する心臓外科医はなおさらだ。
しかし、どうも最近の若い医者を見ていると、このセンスに欠けるものが多い。いや、若くない上級医も同様だ。これは人間洞察力の問題である。相手が何を考え、何を感じ、何を思っているのか。外科医であり、主治医である自分をどのように見ているのか・・。こういうことを患者と話しながら瞬時に感じ取れる鋭いアンテナを医者は持たなければならない。

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