3.超高齢者・ハイリスク患者に対する大動脈手術
90歳以上の超高齢者あるいは透析患者さんや脳梗塞等、重症合併症のある患者さんに対する大動脈手術を行っています。
4.当センター専用手術室・当センター集中治療室(ACU:Aortic Care Unit・17床)・回復期リハビリテーション病棟(30床)を設置しており、すべての大動脈疾患に24時間対応しています。
3.手術治療(外科部門:心臓血管外科専門医・専属看護師・専属臨床工学士)およびステント治療(血管内治療部門:放射線科医・循環器内科医・専属臨床工学士)を行い、医師・看護師・臨床工学士は、豊富な大動脈疾患診療経験をもつスタッフです。
大動脈瘤の診断はCT検査によって行います。また、治療方針の決定(治療が必要かどうか? 治療が必要ならばどのような治療が可能か?)もCT検査の結果で解ります。いずれの場合にも、ひとりひとりの患者さんの状態を正確に診断して、ひとりひとりの患者さんの病態に合った最善の治療法を選択していきます。
一般の病院で「大動脈瘤です」という診断を受けても、必ず大動脈診療に実績のある大動脈センターを受診し、正確な診断を受けてください。はじめの病院で「手術が必要」と診断された患者さんが、実際は手術不要であったり、また逆に「だいじょうぶ」と言われていた患者さんが、すでに手術の時期を逸していたということが頻繁に見受けられます。違う病院での診察を受けることはセカンドオピニオンと言って一般に行われています。
当センターを受診した患者さんのご意見で非常に多いのが、「これまでかかっていた病院では、はっきりとした病状を説明してもらえなかった」「治療方針を明確に示してもらえなかった」というものです。
治療実績の少ない病院・手術経験の少ない医師は、患者さんの診断や治療に対して自信を持った回答ができません。
検査結果、特にCT検査の画像を患者さんに示しながら診断や治療方針をはっきりと説明する病院は、適切な治療を行っているといえます。