第二次世界大戦後、わが国の主要死因及び疾病構造は急激に変化し、結核、肺炎などのうつる病気から、がん、心疾患、脳血管疾患などの作られる病気、いわゆる成人病に変化してきました。
成人病の発症や進行には、生活習慣が大きく関与していることが明らかになっています。若いころからの食生活や運動、睡眠、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣を長年にわたって不適切に積み重ねた結果、発症することがわかっています。
川崎大動脈センターの山本医師は、大動脈瘤もここ数年は30代、40代、50代の若い世代でも発症例が多くなっている傾向にあり、今から20年ぐらいに始まった食生活の変化などによる生活習慣が何らかの影響をしているのではないか。とおっしゃっています。