病院などを受診して「あなたは大動脈瘤です」といわれたら…

一般の病院で「大動脈瘤です」という診断を受けても、必ず大動脈診療に実績のある大動脈センターを受診し、正確な診断を受けてください。はじめの病院で「手術が必要」と診断された患者さんが、実際は手術不要であったり、また逆に「だいじょうぶ」と言われていた患者さんが、すでに手術の時期を逸していたということが頻繁に見受けられます。違う病院での診察を受けることはセカンドオピニオンと言って一般に行われています。

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治療目的と治療対象

動脈瘤治療の目的

動脈瘤の破裂に伴う重篤な合併症、あるいは死亡という事態を回避することが、動脈瘤治療の唯一のゴールです。

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手術適応について

年 齢

年齢に関しては手術を制限する因子とは考えず、日常生活に問題ない方に対しては、ご家族ご本人のご希望により、年齢の如何にかかわらず手術をおこなっています。

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良くある質問⑦

手 術

Q.胸部大動脈瘤の手術を受けることになっています。心臓を止めたり、体温をすごく下げたりするそうですが、大丈夫なのでしょうか?

A.胸部大動脈瘤手術のうち弓部大動脈にかかわる手術は心臓を止めて体温を下げて手術をします。ほとんどの心臓手術は心臓を止めて手術を行いますし、体温を下げることも一般的です。これらの方法は心臓外科の領域ではごく一般的な方法なのです。

 

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良くある質問⑥

年 齢

Q.母は90歳なのですが手術は受けられますか?

A.手術適応は暦年齢だけで決定されるものではありません。ご本人の臓器機能が重要です。90歳だからという理由だけで、手術を受けられないということはありません。

 
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良くある質問⑤

年 齢

Q.高齢なのですが手術に耐えられる体力がありますか?

A.手術に耐えられる体力という指標は医学的にはありません。年齢にはかかわらず個々の臓器の機能を医学的に評価し、手術が可能かどうかの判断を医師が行います。

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良くある質問④

診断・病気について

Q.血圧を下げておけば破裂しないと聞いたのですが…。

A.血圧が高い状態が続くと血管の動脈硬化が進行します。したがって、大動脈瘤の有無にかかわらず血圧の治療を行うことは必要です。しかし、血圧を下げておけば破裂しないということはありません。

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良くある質問③

診断・病気について

Q.動脈瘤が大きくならないためにはどうしたらよいのですか?

A.血管に正常な血圧の負荷がかかっている以上、大動脈は常に大きなストレスにさらされています。また、加齢とともに血管の老化現象も進みます。血管の老化を遅くすることはできても、それを止めることはできません。

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良くある質問②

診断・病気について

Q.動脈瘤は遺伝するのですか?

A.現時点では遺伝しないと考えられています。

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良くある質問①

診断・病気について

Q.近くの病院で動脈瘤と診断されたのですが、手術しないといけないのでしょうか?

A.動脈瘤と言っても、場所・大きさ・形態などさまざまです。手術が必要かどうかは動脈瘤の治療実績のある病院を再度受診して判断してもらう必要があります。

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