タイ南部Hat YaiにあるSongklanagarind HospitalにてTAR+FETをしてきました。非常にキレイで洗練されたオペ室とミーティングルームが印象的で、doctor、staffはとても親切で意欲的なとても良いcenterでした。
比較的ベーシックなケースであり、いつも以上に一つずつdetailを説明しつつ手術ができたのが良いポイントでした。
脳保護の方法が確立され、世界中でシェアされているにも関わらず、施設によって脳梗塞の発症率に差があります。それは頸部分枝をダイレクトにつかまないといった細かいハンドリングや、丁寧なトリミングの仕方、flowの細かいcontrolなど、我々が当たり前にやっているけれど、教科書や論文には書かれていない部分の違いではないかと思います。まさにon-siteでKawasaki styleを広める意味はここにあるなと感じました。
川崎大動脈センターでは、2024年12月から新たな試みとして当センター医師を年単位でタイに派遣しKAS: Kawasaki Aortic Surgeryを普及するprojectを開始しています。
詳しくは国際研修活動ページをご覧ください。