診断・病気について
Q.近くの病院で動脈瘤と診断されたのですが、手術しないといけないのでしょうか?
A.動脈瘤と言っても、場所・大きさ・形態などさまざまです。手術が必要かどうかは動脈瘤の治療実績のある病院を再度受診して判断してもらう必要があります。
診断・病気について
A.動脈瘤と言っても、場所・大きさ・形態などさまざまです。手術が必要かどうかは動脈瘤の治療実績のある病院を再度受診して判断してもらう必要があります。
一般の病院で「大動脈瘤です」という診断を受けても、必ず大動脈診療に実績のある大動脈センターを受診し、正確な診断を受けてください。はじめの病院で「手術が必要」と診断された患者さんが、実際は手術不要であったり、また逆に「だいじょうぶ」と言われていた患者さんが、すでに手術の時期を逸していたということが頻繁に見受けられます。違う病院での診察を受けることはセカンドオピニオンと言って一般に行われています。
医師は国内外での豊富な大動脈手術経験をもつ専門医を多数そろえ、大動脈診療に精通した専属の看護師・臨床工学技士・理学療法士と共に、最高レベルの大動脈診療を実践しています。また、2012年に新築移転した新病院では、世界でも類を見ない規模の大動脈専用手術室および大動脈専用集中治療室を備えた大動脈疾患専用の病棟フロアーで、患者さんの診療を行っています。
病院などを受診して「あなたは大動脈瘤です」といわれたら…
一般の病院で「大動脈瘤です」という診断を受けても、必ず大動脈診療に実績のある大動脈センターを受診し、正確な診断を受けてください。はじめの病院で「手術が必要」と診断された患者さんが、実際は手術不要であったり、また逆に「だいじょうぶ」と言われていた患者さんが、すでに手術の時期を逸していたということが頻繁に見受けられます。違う病院での診察を受けることはセカンドオピニオンと言って一般に行われています。
当センターを受診した患者さんのご意見で非常に多いのが、「これまでかかっていた病院では、はっきりとした病状を説明してもらえなかった」「治療方針を明確に示してもらえなかった」というものです。
治療実績の少ない病院・手術経験の少ない医師は、患者さんの診断や治療に対して自信を持った回答ができません。
検査結果、特にCT検査の画像を患者さんに示しながら診断や治療方針をはっきりと説明する病院は、適切な治療を行っているといえます。
また、直接執刀医と話をすることで、その医師の手術に対する姿勢や考え方を理解でき、手術に対する不安が軽減されます。
近年、多くの病院が病院ホームページで手術件数を公表するようになりました。
受診前には必ずその病院の治療実績(1年間の大動脈瘤手術件数等)を確認してください。
公表していない病院を受診する際は、外来担当医に治療実績を確認することが必要です。
大まかな目安として胸部大動脈手術、腹部大動脈手術、ステントグラフト内挿手術が年間それぞれ100件以上、合計300件以上行っている病院であれば十分な実績のある病院と言えます。
一方、大動脈瘤の合計手術件数が年間100件以下の病院は治療を受ける上で適切とは言えません。
川崎大動脈センターを受診される患者様の多くが遠方(他県)からの患者様です(都道府県別患者)。当センターでは、遠方の方も安心して治療が受けられるシステムを行っています。ご本人だけでなくご家族に対するサポートもあります。
治療費は保険が適用になりますので、全国同一の費用となります(全国どこの病院でも治療費は同じです)医療費が高額になることが予想される場合は限度額適用認定証が使用できます。詳細はこちら