良くある質問⑳

Q.人工心肺を使わないで手術してください。

 

A.心臓の冠動脈手術で行われているオフポンプ手術(人工心肺を使用しない手術)のことを言われているのだと思います。しかし、大動脈の手術は心臓の手術とはまったく違い、その術式にあわせて必要な人工心肺装置を使用します。このような、手術方法についての患者さんの誤った理解が最近増えています。

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良くある質問⑲

Q.手術をすると下半身不随になるといわれたのですが…。

A.おそらく、胸腹部大動脈置換手術についての説明と思います。胸腹部大動脈手術のうち、ほとんどすべての大動脈を人工血管に置換するⅡ型という手術の場合には、対麻痺の発生の可能性がありますが、最近ではこの合併症も頻度は低く、また、それ以外の胸腹部大動脈瘤手術でも発生率は改善しています。いずれにしても、担当の医師に正確なご本人の状態を見てもらうことが大切です。

 

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良くある質問⑱

Q.手術すると寝たきりになると聞きましたが…。

A.おそらく、弓部大動脈置換手術の合併症の一つである脳梗塞が生じた場合の事だと思います。しかし、現在ではこの合併症の発生はほとんどありません。当センターではおよそ1%の発生率(2005年)でした。

 

 

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良くある質問⑰

Q.胸部大動脈瘤の手術を受けることになっています。心臓を止めたり、体温をすごく下げたりするそうですが、大丈夫なのでしょうか?

A.胸部大動脈瘤手術のうち弓部大動脈にかかわる手術は心臓を止めて体温を下げて手術をします。ほとんどの心臓手術は心臓を止めて手術を行いますし、体温を下げることも一般的です。これらの方法は心臓外科の領域ではごく一般的な方法なのです。

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良くある質問⑯

Q.大動脈瘤の手術を一ヶ月後に控えています。できるだけ安静にしていたほうが良いのでしょうか?

A.手術の後はリハビリテーションが重要です。術前より軽い散歩などはしておいてください。

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良くある質問⑮

Q.手術の後、付き添いができないのですが、完全看護でしょうか?

A.基本的に病院は面会時間以外は病室に入ることができません。もちろん、看護師等の医療者が24時間管理を行っていますので、ご家族の方が付き添うことはありません。

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良くある質問⑭

Q.近くに心臓外科で有名な病院があります。そこで手術を受けて大丈夫でしょうか?

A.具体的なお答えはできません。大動脈手術の実績をきちんと調べてから手術を受けることをお勧めします。

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良くある質問⑬

Q.近くの病院で大動脈瘤の手術を受けようと思うのですが…。

A.大動脈瘤の治療はきわめて専門的な治療です。日本では心臓血管外科の中に含まれますが、同じ心臓血管外科医でも動脈瘤の治療経験がほとんどない外科医もいます。自宅の近くだから、評判良い病院だからというだけの理由で、その病院で大動脈瘤の治療を受けることは適切ではないことがあります。大動脈治療の実績が豊富な病院を選択することが大切です。

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良くある質問⑫

Q.母は90歳なのですが手術は受けられますか?

A.手術適応は暦年齢だけで決定されるものではありません。ご本人の臓器機能が重要です。90歳だからという理由だけで、手術を受けられないということはありません。

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良くある質問⑪

Q.高齢なのですが手術に耐えられる体力がありますか?

A.手術に耐えられる体力という指標は医学的にはありません。年齢にはかかわらず個々の臓器の機能を医学的に評価し、手術が可能かどうかの判断を医師が行います。

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