診療の流れ⑤~リハビリ-胸部大動脈手術の場合<リハビリが始まったら>

ハビリが始まったからといって、安心は禁物です。
呼吸練習、歩行練習をつづけ、早期退院を目指してください。
大動脈・心臓の手術の後は、“大事をとって休養”と考えがちですが、日中もベッド上という生活は回復を遅らせることになります。
昼間はできるだけイスに座るような生活を心がけてください。
手術からの回復は直線的によくなっていくものではありません。
たとえば、3日目まではよくなったのに4日目になったとたん、食欲はなくなるし、夜は眠れず、このままどんどん悪くなっていくような気がすることがありますが、それは回復過程ではしばしばあることです。
それまでのリハビリを含めた生活を維持するようにしてください。1~2日で体調はよくなってきます。
自宅に退院した後も病院でおこなっていたリハビリを必ずつづけてください。
一日リハビリを怠ると、それまでのリハビリが無意味となり、急に体調が悪くなることがあります。
退院後の経過をみるために当センターの外来診察があります。
それまではしっかりとリハビリに取りくんでください。

3日坊主がダメなことは、4日目にやらなかったことではなく『5日目からまた始めなかったこと』。

カテゴリー: 編集者 パーマリンク