司馬遼太郎さん

司馬遼太郎さんは8月7日大阪府生まれ、直木賞を受賞した『梟の城』をはじめ数多くの歴史小説を残した作家として有名ですね。

話し上手・聞き上手として有名で「座談の名手」と呼ばれ、対談集を数多く出版したそうです。

司馬遼太郎さんもまた、腹部大動脈瘤破裂により72歳でこの世を去りました。

極端なほどの偏食家、かつ愛煙家で、好き嫌いが激しく、特にトンカツには目がなかったようです。伝記集「街道をゆく」の取材旅行で、土佐・壱岐といった鮮魚の豊富な場所へ行ってまで、トンカツやカレーライスなどを食べていたそうです。
また、かなりの愛煙家であることも有名です。絶え間なしに煙草を吸い続け、プレゼントに何が欲しいか尋ねられたとき「バケツのような大きな灰皿」と答えたエピソードもあります。

腹部大動脈瘤をなぜか「坐骨神経痛」と思い込んでいたそうですが、腹部大動脈瘤が神経を圧迫して生じた痛みだったのです。1年後には「ザコツさえなければ」と、痛みが耐え難い状態になっていましたが、検査をかたくなに拒み、鍼による療治などの対症療法を受けていました。そして、大動脈瘤が破裂して突然倒れます。本人を説得し手術が行われ、はじめて腹部大動脈瘤であることが判明しますが、すでに意識不明の状態でした。その後、眠るように息を引きとりました。

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