中秋の名月

今年の中秋の名月は今日です。

月の満ち欠けによって暦を作っていた太陰暦(旧暦)では、7、8、9月を秋として、その真ん中の8月15日を中秋といいます。今日が旧暦8月15日で、早い時期に中秋の名月がやってくるは38年ぶりらしいです。

各地の今日の天気は…
【沖縄】一日を通して晴れ。
【九州北部】昼頃から晴れそう。
【九州南部】日中は曇りや雨ですが、夜遅くには広く晴れる見込み。
【中国・四国】午前中は曇りや雨でも回復傾向。夜は晴れそう。
【近畿】北部と中部は昼頃から晴れ。南部は回復が遅れるものの、夜には晴れてくる見込み。
沖縄と九州から近畿にかけては、夜は晴れて、中秋の名月を見られる所が多いかもしれませんね。

【東海】日中は曇りや雨。夜は内陸部で晴れ。
沿岸部は雲が多めですが、雲の切れ間から月が見られる所も。
【北陸】雲は多めながら晴れ間も。
【関東】前線の影響で一日曇りや雨。特に夜は沿岸部を中心に雨の所が多くなりそう。
また、伊豆諸島と小笠原地方は台風14号の接近で、雨と風が強まり、荒れた天気となります。
【東北南部】日中は大体晴れ。夜は雲が多くなりますが、雲の切れ間から見られる所も。
【東北北部と北海道】晴れ間はあっても変わりやすい天気。所々でにわか雨や雷雨。

月の観賞は中国から伝えられた行事で、日本では9世紀末ころから宮中で月見の宴が行われていました。秋は空が澄み渡り、月の高度もほどよく眺められる良い季節なので、月を楽しむ習慣が続いているみたいです。

この中秋の名月の習慣は、現在ではおだんごとすすきを供えて月を愛でるのが一般的ですが、地方によっては、豆やいもなどをお供えしたり、早く採れたイネ(早稲)を供えるなど、農作物の収穫と関連した行事が行われています。これが、もともとの中秋の名月の行事であったと考えられています。
特に、月ははるか昔から、農作の守護神として世界的に崇められる傾向がありました。このようなことから、中秋の名月は農作物の実りに感謝するという意味もこめられていたのかも知れません。

川崎大動脈センターがある川崎は、雨の予報なので、満月は見られないかもしれませんが、その雲の上の満月を想って、ゆっくり雨の音に聞き入るのもいい時間かもしれませんね。

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