上行55ミリで経過観察されていた患者さん。
A型解離、下肢虚血ありで搬送されてきました。解離すると、下行以下の正常な血管も障害を受ける他、手術リスクも10倍になります。
虚血臓器がある場合はさらに死亡率が高くなります。また抗凝固剤を服用している場合には出血コントロールが難しくなることがあり、さらに手術リスクは上がります。
上行大動脈置換の場合、予定手術であればリスクは1%程度で手術治療出来ます。抗凝固薬も中止してから手術することが出来るので、飲まれている方でも問題ありません。上行大動脈が50ミリ以上ある方は是非一度ご相談ください。
当センターでは、大動脈瘤のある方はいつでも紹介状なしで受診していただけます。患者さんがどの医療機関を選ぶかは大切な権利です。
セカンドオピニオンや他の治療法を探している方、ぜひご相談ください。