先週Bangkokにて開催のMASTERING AORTIC ROOT SURGERYという学会に招待されていたのですが、体調不良のため1日目の発表をキャンセルしていました。
同学会にはKACに二度訪問されたPhilippine Heart CenterのDr.Ricoもゲストとして参加しており、私が不在だったのにも関わらず、私やKACについて沢山の言及、賞賛をしてくれていたそうです。
Dr.Ricoや当センターで2年のtrainingをつんだDr.Pochを中心に、フィリピンでは我々をモデルとして大動脈治療のセンター化を進めようとしています。誇らしい事です。2日目に短時間でしたが会うことが出来、お互いに感謝を伝えることが出来ました。
また、基部拡大手術(Y incision)で世界的に有名なMichigan UniversityのDr. BoYangにも再会することが出来ました。以前会った時、彼がKACリトラクターに興味をもったので、blue printを送ったこともありました。(アメリカでは作れなかったそうで、日本の町工場のレベルの高さを再確認しました)
困難な環境であるほど、人が一人だけで出来ることなんて殆ど無く、全てが人と人の結びつきに助けられているという感謝を強く感じます。
川崎大動脈センターでは、2024年12月から新たな試みとして当センター医師を年単位でタイに派遣しKAS: Kawasaki Aortic Surgeryを普及するprojectを開始しています。
詳しくは国際研修活動ページをご覧ください。