ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑨~

ステントグラフト治療が適していないのは以下のような場合です
  • 大動脈解離
  • 上行大動脈、大動脈弓部の動脈瘤
  • 血管内に血栓が多く付着している(脳梗塞等の危険性が高くなります)
  • 胸腹部大動脈瘤(腹部への内蔵に行く血管がでているため

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑨~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑧~

胸部大動脈ステントグラフト治療が適しているのは以下のような場合です
  • 下行大動脈に限局した動脈瘤で蛇行が軽度
  • 食道や肺の手術後で高度な癒着がある
  • 呼吸機能や身体機能が低く開胸手術の危険性が高度

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑧~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑦~

胸部大動脈ステントグラフト治療は、腹部大動脈ステントグラフト以上に手術が必要になった場合の難易度、危険度は高く、ステントグラフトとバランスよく治療を行っている施設で行うべきと考えています。

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑦~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑥~

腹部大動脈ステントグラフトに1年遅れ、2008年に日本もでも企業製胸部大動脈ステントグラフトが認可となりました。このステントグラフトは日本での治験なしに欧米でのデータのみで異例に認可となりました。米国の臨床治験では脳血管障害は4%、一過性または永久的な対麻痺(下半身麻痺)が3%で生じています。2年の追跡期間中に大動脈瘤破裂などで死亡した例が3%ありました。

 

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑥~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑤~

大動脈瘤の原因が解離の場合は、原則的にステントグラフトは使用できません。解離した弱い血管にステントグラフトを挿入すること自体に危険性があり、ステントグラフトを入れた場合の効果も証明されていないからです。当センターでも特殊な場合を除き適応としていません。欧米を中心に大動脈解離症例にもステントグラフトを使用した治験が行われている段階です。治験の結果をふまえ、今後適応を考えていきたいと考えています。

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤⑤~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤④~

現在の技術では胸部ステントグラフトで使用するカテーテルは太く、細い足の血管からは挿入することができないという場合があります。体型が小さな日本人は足の血管も細く、胸部大動脈ステントグラフトの約4割は足からの挿入が困難と言われています。挿入困難ではあるが胸部手術はリスクが高いと判断した場合は、場合により開腹し腹部の太い血管からステントグラフトを挿入する、少しでも細い自作のステントグラフトを挿入する、手術とステントグラフトの併用(open stent)等の方法も考慮いています。

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤④~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤③~

腹部では15mm程度必要とされる正常部分は、胸部の場合は血管径が太く血流が非常に多いため20mm程度は必要とされています。ただし当センターでは手術治療が非常に危険と判断される場合には、脳に分枝する血管にあらかじめバイパス手術を行う(debranching法)、手術とステントグラフトを併用する(open stent法)等の方法も考慮いています。

 

 

 

 

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤③~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤②~

胸部大動脈の中でも臓器に分かれる枝がない下行大動脈部分ではステントグラフトは非常によい適応となりますが、上行大動脈、弓部大動脈など心臓に近く、脳に分枝する血管がある場所ではステントグラフトは原則的に適応となりません。ステントグラフト治療の原則は動脈瘤の前後にステントグラフトを固定する充分な正常大動脈が必要だからです。

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤②~ はコメントを受け付けていません。

ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤①~

胸部大動脈瘤手術は腹部大動脈瘤に比べ手術の難易度が高く、患者さんへの侵襲(負担)も大きい手術です。ステントグラフトによる負担の少ない治療が可能であれば、患者さんは大きな恩恵を受けることができます。ただし腹部大動脈瘤に比べていくつかの問題があります。

  • 弓部など脳を栄養する血管が分枝していて場所により留置困難。
  • 腹部大動脈に比べ血管が太い、そのためステントグラフト自体が太いものとなり、足の付け根の細い血管からでは挿入できない。
  • 解離性の大動脈瘤には原則使用できない。

以上のような問題点があります。

カテゴリー: 編集者 | ステントグラフトによる治療~胸部大動脈瘤①~ はコメントを受け付けていません。

クリスマスツリー

もう、デパートやホテルなど、クリスマスのデコレーションになる時期がきました。クリスマスツリーを飾っている家も多いのでは?川崎大動脈センターでも、クリスマスツリーを飾りました。エレベーターの横に、設置しました。ピカピカとライトもつけて。飾りつけは、患者さんと一緒にする予定です。クリスマスって大人になってもワクワクしますよね(^o^)

カテゴリー: 編集者 | クリスマスツリー はコメントを受け付けていません。