大動脈瘤になりやすい人

大動脈瘤の発生には、動脈硬化が強く関係していると考えられていますが、それだけではなく、男性は女性の5倍の有病率があり、特に60歳以上になると増加することがわかっています。また、喫煙習慣や高血圧、家族歴がある人も大動脈瘤になる可能性が高いといわれています。

下記の項目に当てはまる方はぜひ、定期健診をお勧めします。

<腹部大動脈瘤のリスク因子>
□ 高血圧
□ 60歳以上
□ 男性
□ 家族歴
□ アテローム性動脈硬化症の既往歴
□ 喫煙者又は喫煙歴

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治療の基本

大動脈瘤の治療は、正確な診断から始まります。

川崎大動脈センターでは最新型マルチスライスCT装置により超高密度0.6mm間隔で撮影した画像を元に、大動脈瘤の場所、大きさ、形などを正確に診断します。

<経過観察>大動脈瘤の大きさ、形などによっては、手術などの治療を行わず、定期的(多くは一年毎)に経過を診ていく場合があります。

ステントグラフト>最近注目されている治療法です。体に対する負担が少なく、入院期間も手術に比べて短いなどの長所があります。逆に、ステントが対応できないのもがあることや、手術に比べ確実性に劣るなどの短所もあります。当センターでは過去に数百例のステント治療実績を持ち、ステント治療を専門に行う血管内治療部門医師が担当します。

<手 術>手術治療は数十年にもおよぶ実績があり確実性・耐久性に優れた治療法です。また、すべての大動脈瘤に対して治療が可能です。しかし、ステント治療に比べ侵襲が大きく、体力の回復などに時間がかかるため入院期間が長くなります。また、高度な手術技術が必要なため、手術可能な施設が限定されます。

当センターでは、正確な診断をもとに、それぞれの専門家が患者さんひとりひとりに最も適した治療法を選択し、それを各部門のエキスパートたち(医師・看護師・臨床工学士・理学療法士・栄養士・心理療法士・医療コーディネーターなど)がいわゆるテーラーメイドの医療を実践しています。

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母の日~母への感謝を表す日~

日曜日は母の日でしたね。皆さんは母親にどの様に感謝を伝えましたか?

母親はあまりにも近い存在で、日頃はなかなか感謝の気持ちを伝えることができないでいるような気がします。母の日があることで、あらためて感謝を伝えることができますね。

動物のお母さんは、我が身を省みず、子供に与えられるだけの愛を与えて子育てをします。

コアラのお母さんは有袋類であるため、袋の中で赤ちゃんを育てます。おっぱいは子育てする袋の中にあり、その袋の中で生活するのは、約6ヶ月間。半年近くずーっとお母さんのお腹の袋の中で守られている赤ちゃんコアラ。安全保証付きです。その後、盲腸内でユーカリを半消化状態にした「パップ」という離乳食を作ります。子供は母親の肛門から口先をつっこんで「パップ」を直接食べます。子供は「パップ」を食べることでユーカリの葉を消化するための微生物をもらい、母親と同じユーカリの葉を食べていけるようになります。子供が体長が20cmほどになると、袋の外に出て、母親におんぶされて過ごします。そして、やわらかいユ―カリの葉を食べ始め、子供のコアラは成長していきます。

ゾウのお母さんは子育ての期間は周囲に対して大変気が荒くなります。もともとぞうは大変おとなしい動物ですが、いつもはお腹の下で守っている子供が、やんちゃに遊んでいて母親の傍を離れた時に人間が子ぞうに何かしようとした時などは、急に激怒して唸りを上げ、突進してくることもあります。ゾウは雌と子供だけで群れを形成し、母親が亡くなるまで、ずっと一緒に過ごすそうです。

母親の存在はとても偉大ですね。

ちなみに、「父の日」は6月第3日曜日です!お父さんにも感謝を伝えましょう!!

 

 

 

 

 

 

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病床の祖父に届けた力投

6日の公式戦の試合の巨人ベンチに原監督の姿はなかった。

父の原貢氏が病に倒れ、午前に球団の判断でチームを離れた。貢氏は4日夕、心筋梗塞と大動脈解離を併発し、神奈川県内の病院に入院した。「監督が望んでいるのは勝利。チーム一丸となって戦おう」。代わりに指揮を執った川相ヘッドコーチは試合前、それだけを選手に告げた。

先発の菅野にとっても貢氏は祖父にあたる。叔父の原監督以上に、ある意味で影響を受けた野球人。

「僕にできることはしっかり投げて結果を出すこと。ここで変な投球をして負けるようなことがあれば、じいちゃんに怒られちゃう」

名古屋で勝った菅野投手は、試合後すぐお見舞いに直行したそうです。

 

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病気になってわかること

先日、アナウンサーの大塚範一さんがテレビに出演していました。

1994年3月にNHKを退職し、翌4月からフジテレビ『めざましテレビ』のメインキャスターを担当。16年間に渡りフジテレビの朝の顔となっていました。しかし、突然に2011年11月2日から体調不良を理由に『めざましテレビ』の出演を休業することになりました。急性リンパ性白血病と診断を受け治療を受けることになったのです。

久しぶりにテレビに出演していた大塚さんは薬の副作用で顔がむくんでいましたが、元気そうに見えました。仕事復帰に向けて週に2回のトレーニングジムでリハビリを頑張っている様子など常に前向きに病気と戦っている様子に感動しました。明るい性格は病気になってもかわらず精神力の強さを感じました。

大塚さんは「絶えて、勝つ!」、絶対に病気に負けない。人生は一回きりだから楽しくなくちゃつまらないとおっしゃっていました。

命に関わる大きな病気になるなんて、まさか自分が。と言う気持ちになり自暴自棄になる人もいます。

もし、自分がその様な病気に直面した時にどうするか?を考えさせてもらいました。

 

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チーム医療

川崎大動脈センターにはお休みはありません!!

笹栗院長、山本センター長のもと、医師総勢10名で治療を行っています。「国内最多」の手術症例数と治療実績をもつ、「国内唯一」の大動脈疾患治療の専門施設です。

新しい看護師も加わり、チーム医療で患者様の治療に励んでいます!不安な事などございましたら、いつでもお問合せください。

<お問い合わせ>

川崎幸病院  TEL:044-544-4611

川崎大動脈センターコーディネーターがうけたまわります。

 

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急性期看護

5月になり、つつじが綺麗な季節になりました。

新しい看護師さんたちも一ヶ月の研修を終え、いよいよ病棟デビューです。

当院では各病棟に専門の超急性期病床を設置。急性期重症疾患を対象として専門性に基づく重症集中医療を提供できる体制をつくっています。

急性期看護は、クリティカルケアなどの知識を習得し、多岐にわたる複合疾患を理解して、それを看護に結びつけることが求められます。また、患者さん・ご家族の立場になって精神的・身体的にも質の高い看護を提供していかなければなりません。

川崎幸病院ではスタッフ全員が同じレベルで質の高い看護を提供できるよう教育・研修に力を入れています。

当院は、超急性期病床49床。うち、川崎大動脈センター集中治療室は16床備えています。

いつでも患者様を受け入れる体制を整えています。

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ゴールデンウィークですね

ゴールデンウィークに入りました。連休を取って海外旅行や国内旅行に出かけている方も多いのではないでしょうか。

5月5日は端午の節句、こどもの日ですね。こいのぼりの鯉には出世と健やかな成長を願う親の気持ちが託されているそうです。

川崎大動脈センターは、ゴールデンウィーク中も休まず患者様の受け入れを行っています。

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山本医師が講演しました

香川大学医学部看護学科で川崎大動脈センターのセンター長の山本医師が講演しました。

先生の母校です。

医学部医学科(医学生)と医学部看護学科(看護学生)の新入生を対象に、

「プロの看護師として患者さんに向き合う姿勢と心構え」

について2時間の講演を行いました。

未来の医師、看護師さんたち、頑張ってください!

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なぜ春は眠くなる?

春ですねぇ。

春の眠気にはちゃんと理由があるようです。

冬は、寒さの刺激で交感神経が刺激されるため、心身が知らず知らずのうちに活動的になっていて、休みにくい状況が続きます。暖かくなるにつれてそれが一転、副交感神経が優位になって心身がリラックスした状態となり、睡眠が促される傾向にあるそうです。

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