手術記録は外科医の財産~信頼できる病院とは。

過去に別の病院で手術した患者の再手術を頼まれることが多い。再手術はタダでさえ難しい。当然、前回どのような手術が行われたのかと言うことは最も大切な情報である。
その病院に過去の手術記録を照会すると「ありません」と言われることがしばしばある。法的にはカルテは5年間の保管義務なので、それ以前のものは捨ててもかまわない。しかし、人間は5年後も生きている。「10年前の手術記録は処分しました」などと平気で答える病院があるが、手術記録は外科医の財産である。そんな病院には行かない方がよい。

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大動脈解離の確定診断~造影CT検査~

大動脈解離の確定診断は、造影CT検査によって行われます。
症状が多彩なので、医療者側が大動脈解離を念頭において診察を行わなければ、病気の発見が遅れることがあります。

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大動脈ステントグラフト(7)

ステントグラフト治療は、1991年に開始され、欧米では広く普及してきました。
日本でも90年代半ばから手作りのステントグラフトによる胸部大動脈瘤治療が開始されました。
治療法の歴史としては20年程ですが、現在に至るまで、素材、構造、留置方法など様々な改良がなされてきています。

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カラダのこと。

自分のこと、ヒトのこと・・・多くのことを考えるここ数日です。
すべてに感謝。

カラダも大事にしたいと思います。
※診察をご希望の方へ

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動脈瘤の治療~人工血管置換術/ステントグラフト内挿術

動脈瘤の治療には大きく分けて2つあります。
一つは手術で人工血管に置き換える人工血管置換術です。もう一つは血管の中から治療するステントグラフト内挿術という方法です。
動脈瘤の部位や施設の得意な方法はどちらかによって選択されます。

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忘年会シーズン。

もうそろそろ忘年会シーズンです。そう言えば忘年会に出なくなって10年近くが経ちます。大学病院に勤めていた頃は関係するほとんどの部署の忘年会に参加していたため、
12月は大変でした(体調、飲み代等々)。忘年会に行っても結局小さな輪の中でこじんまり呑むだけ、ならば気の合う人と呑んだ方が良い!ということで、忘年会不参加組となりました。おかげさまで12月も平和に過ごせます。

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胸腹部大動脈瘤~CTを受けましょう!

拡大しつつあるあるもの、大きさや形態が安定している胸腹部大動脈瘤は、まずきちんとした血圧管理を禁煙などの生活習慣の是正から始まります。
しかし定期的なCT検査を施行し、手術適応となった場合には、迅速な手術治療が必要となります。

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石の上にも3年。~川崎大動脈センター~

「石の上にも3年・・」、という言葉がある。僕は川崎に来て今年でついに10年になってしまった。よくまあ、10年もやって来れたモノだと我ながら感心する。
最初の何年かは思い出したくもないほど、毎日が試練だった。5年くらいしてだんだん仕事ができるようになり、去年くらいからは大方のことが順調に進むようになった。
仕事はなんでもそうだが、1年や2年でまともにできる仕事など無い。3年間を堪え忍んだ者だけが、成功者となる資格を与えられる。

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大動脈解離の症状~突然の初発症状も

大動脈解離の症状としては、胸や背中の突然の痛みを訴える患者さんが最もおおいですが、その他にも、突然の意識障害、脳梗塞症状、心筋梗塞、心不全等が初発症状としてみられます。

 
…不安のある方は連絡ください!
「大動脈と診断されたら」

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大動脈ステントグラフト(6)

ステントグラフト内挿術は、鼠径部のみの切開で行えることが多く、通常の開胸・開腹手術に比べ患者さんの身体にかかる負担が少ないのが特徴です。
他の病気により従来の手術を受けるのが難しい方やご高齢の患者さんへの治療法として欧米で普及してきた治療法です。
しかし、すべての大動脈瘤に対してこの治療が行えるわけではなく、解剖学的条件が整っていなければなりません。

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