尾﨑医師の現地レポート⑤inタイ

3-5月に滞在したBuddhachinnaraj hospitalにてDSR/DHCA(下行大動脈置換術/低体温循環停止法)をしてきました。食道と大動脈周辺を剥離している際、perfusionistが麻酔科の先生が経食道エコーを動かそうとしているのを見て、「今剥離中なので動かすなら術者に確認してください」と言っていました。

彼女はよく質問してきて、私の滞在3ヶ月中にもどんどん成長していました。
手術で今何をしているか理解し、私が何度も言っていたことを覚えていて、自分から患者の安全のために行動したことに感動しました。響く人がいると、伝える甲斐があります。


川崎大動脈センターでは、2024年12月から新たな試みとして当センター医師を年単位でタイに派遣しKAS: Kawasaki Aortic Surgeryを普及するprojectを開始しています。
詳しくは国際研修活動ページをご覧ください。

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