診療の流れ(入院)について

入院は原則として手術の2~3日前にしていただきます。手術に必要な検査はすべて外来時におこなっています。手術の当日に担当医より、もう一度、手術についての説明をいたします。

 
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診療の流れ(外来)について

外来では、検査や画像にもとづいた正確な動脈瘤の診断をおこないます。まず、初診時に血液検査、呼吸機能検査、CT検査(すでに他の医療機関でCTを撮影された方はおこなわない場合があります。)等の検査をおこないます。
その後、担当医による診察があります。全てのデータをもとに、大動脈瘤の有無、程度、治療方針などをお話します。手術が必要と診断された方は、ご家族・ご本人と相談のうえ、ご希望の入院日・手術日を決定します。また、担当医より手術方法や手術の危険性について説明をさせていただき、これについての質問にお答えします。
このすべてのプロセスを外来日一日でおこないます。外来に要する時間は、すべての検査が、およそ2時間、治療方針の説明(担当医との面談)が、一人あたりおよそ1時間です。

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私どもの特色

私どもの特色は、心臓外科医、看護師、麻酔医、体外循環技師を、大動脈診療に多くの実績を持つメンバーで構成しており、大動脈疾患診療を専門におこなっております。

主な診療対象は大動脈瘤大動脈解離であり、特に、これまでの心臓外科施設では手術成績が不良であった胸部大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、急性大動脈解離を中心とし、また、高齢者や臓器合併症を合わせ持つ重症症例を積極的に扱い、良好な成績を上げています。緊急症例に対しても、迅速な対応ができるシステムをとっており、24時間、患者受け入れおよび緊急手術に対応しております。

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正確な診断と適切な治療が可能です

大動脈瘤の診断はCT検査によって行います。また、治療方針の決定(治療が必要かどうか? 治療が必要ならばどのような治療が可能か?)もCT検査の結果で解ります。いずれの場合にも、ひとりひとりの患者さんの状態を正確に診断して、ひとりひとりの患者さんの病態に合った最善の治療法を選択していきます。

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大動脈解離(解離性大動脈瘤)って何??③

大動脈は心臓から始まり、全ての臓器に分枝血管を出して血液を供給しています

大動脈に解離がおこると、いずれ分枝血管に血液が流れなくなり、臓器の血流障害(虚血)がおこります。血流障害のおこる場所によって、例えば、心臓の虚血は心筋梗塞、脳の虚血は脳梗塞、腎臓の虚血は腎不全、腸管の虚血は腸管壊死、などなど、致死的な合併症を引きおこし、高い死亡率を呈します。このような動脈解離に対しては緊急手術で対応する以外ありません。

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大動脈解離(解離性大動脈瘤)って何??②

いったい、何が起ったのでしょうか?

大動脈解離は、簡単にいうと、大動脈の血管壁が裂けている状態です。裂けているといっても、破れているわけではありません。血管壁の内側の膜に亀裂ができ、内側と外側の膜の間に血液が流れ込んだ結果、血管を2重構造にしてしまうのです。

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大動脈解離(解離性大動脈瘤)って何??①

大動脈解離も最近非常に増えている病気です

腹部にできる腹部大動脈瘤、胸部にできる胸部大動脈瘤、胸部から腹部にまたがってできる胸腹部大動脈瘤などがあります。動脈瘤は血管の老化現象である動脈硬化が原因となるばあいがおおいといわれています。つまり、歳をとるとだれでもこの病気になる可能をもっているのです。とくに、動脈硬化を促進する原因:喫煙、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などをもっている方は可能性が高くなります。

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良くある質問(手術編)⑤

Q.人工血管を入れると拒絶反応は起こるのですか?

A.現在の人工血管は化学繊維でできており拒絶反応は起こりません。しかし、少量のタンパク質を使用している人工血管もあり、このようなタンパク質に反応して手術後早期に発熱などの軽い症状が出る場合があります。当センターでは2008年より、タンパク質等の有機物質を一切使用していない人工血管を使用しています。

 

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良くある質問(手術編)④

Q.手術をしたらいろいろな合併症が起こると聞きましたが…。

A.手術合併症に関しては手術の前にご本人ご家族に対して可能性のある合併症のほとんどについて説明します。いろいろな合併症の話を聞くことになりますが、現在は合併症の発生頻度は低くなっています(多いものでも数%)。

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良くある質問(手術編)③

Q.人工心肺を使わないで手術してください。

A.心臓の冠動脈手術で行われているオフポンプ手術(人工心肺を使用しない手術)のことを言われているのだと思います。しかし、大動脈の手術は心臓の手術とはまったく違い、その術式にあわせて必要な人工心肺装置を使用します。このような、手術方法についての患者さんの誤った理解が最近増えています。

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